韓国、タイ、中国で電気バスの暴走や火災など気になる事故が発生している。我が国は大丈夫か?

韓国の釜山で電気バスが暴走。次々とクルマに衝突した後、ぶつかって止まるという事故が発生した。動画を見る限りドライバーは寝ていないし、ブレーキのトラブルを訴えている。おそらくブレーキ踏んでいるのだろうけれど、速度全く落ちず。むしろアクセル開いた状態になっていると思われる。バスは韓国製とのこと。エンジンで走るバスの暴走事故、ほとんど聞かない。

調べているウチ、タイでも電気バスの暴走事故が起きていると解った。状況は韓国と全く同じ。次々とクルマをはね飛ばしている。原因だけれど、事故直後のドライバーはブレーキトラブルを訴えていた。その後「居眠りでした」と自供しているそうな。とはいえかなり長い距離を暴走しているので、居眠りなら起きて対応出来るんじゃないかとも思う。

むしろバスの欠陥問題になると、いろんな意味で困る。幸い死者が出ていないため、ドライバーに少し小遣い渡せばどんな自供でもすることだろう。バスは中国の技術で作ったタイ製。すでに2000台近く走っている。ちなみにこのバス、自然発火するという事故も起きている。路線バスは大勢の命を乗せて走っているため、トラブルあれば大惨事に結びつく。

写真/タイ内務省

そんな中国でも電動バスの火災事故は少なからず発生している。中国の火災動画を見ると旧タイプの三元系リチウム電池を使っているモデルだと思う。電池搭載量多いだけに熱暴走始まったらエラいことになる。いろんな意味で完成度の低い三元系リチウム電池は怖い。ポルシェとアウディの燃えた電気自動車も三元系リチウム電池ですから(日本製は水没以外じゃ燃えていない)。

我が国の電気バスはどうか? 一番多く走っているBYDの電気バスはリン酸鉄リチウムなので火災の心配無し。ただ他のメーカーの輸入電気バスはどんな電池を使っているのか不明。また、路線バスは経験豊富なドライバーが運転しているため、暴走した時のカットオフ方法を周知徹底するなど非常時の訓練をしておくことで防止出来ると思う。我が国はしっかり対策を!

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One Response to “韓国、タイ、中国で電気バスの暴走や火災など気になる事故が発生している。我が国は大丈夫か?”

  1. トヨタ車ユーザー より:

    人は多く乗るし、バッテリーはたくさん積むし、モーターは大きいしと、電動バスは乗る時に「まさかに備えて乗る」よう気を付けなければならないと思いました。
    でもBYDは燃えない。北京オリンピックの時、鉄電池のバスがたくさん走っていて、その時のノウハウも残っているのでしょうか。
    日本のメーカーはまずは安全要件から考えますが、中国、韓国などのメーカーは「売らんがな」から考える。日本メーカーの動きの遅さにヤキモキすることもあります。一方で安全ではあるんだろうと安心できます。
    電気自動車になると自ずと、アクセルバイワイヤ・ブレーキバイワイヤになります。その辺の安全対策が練られているか、でしょうかね…。

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