韓国勢に疲れ?

破竹の進撃ぶりだった現代自動車の評価が少し下がっている。ケチのつき始めはソナタHVだった。このクルマ、デビューした
時のライバルは「自信過剰」により初代からほとんど進化していなかった先代カムリHV。燃費を含めた総合性能を見るとソナタHV優勢。メディアもこぞって高い評価を与えた。

しかし! 新型カムリHVのハンドルを握った人達は驚愕する! なんだどうしたんだ! スンバラシク良いじゃないか、と。私も驚く。速いし滑らかだし実用燃費も大幅に向上していたからだ。0〜400m加速なんか16秒台に突入しているほど。3リッター級エンジンを搭載している
ガソリン車に匹敵します。文句なし!

方やソナタHVは弱点続出。ハンドル握っていなかったので知らなかったのだけれど、巡航中のエンジン停止状態からの加速が猛烈にレスポンス悪い。ソナタHVのエンジン始動、普通のセルモーターで行う。つまりアクセル開けるとセルモーターでエンジン始動し、そこからフル加速状態に入るというシステム。

カムリHVは巡航状態でもエンジンが回転しているため、アクセルオンと同時にモーターパ
ワー+エンジンパワーの合計になる。どうしてアメリカのメディアはこの「かったるさ」を指摘しなかったのだろう? 私なら即座に超ダメ出しするのに。だから日本人ジャーナリストに試乗させなかったのかもしれません。

直近の話題はシビックやカローラを燃費などで奈落の下に突き落としたエラン
トラ。販売台数の増加と共に、カタログ通りの燃費が出ないというモンクも増えてきているそうな。アメリカのモード燃費、極めて実燃費に近い。そいつを出せないというのだから厳しい。日本勢は普通に乗ればカタログ値になる。

だからといって韓国勢をナメたらいけない。毎年のように改良を加えて
くるからだ。カムリの開発担当者も「このまま優勢になるとは思っていません。2年後のマイナーチェンジでさらに改良を加えます」。エラントラだって実用燃費改善策を必ずや打ってくることだろう。でも韓国勢が疲れていることは間違いない。

方や日本勢を見ると、問題意識がドンドン大きくなって
いる。このままじゃイカンぞパワーも溜まり始めた。開発陣の意欲たるや旺盛。なにより「保守派」や「原理主義」を排除&否定していく動きが目立つ。このまま手を抜かず頑張れば、確実に良い成果が出る。そう遠くない将来に常識外れの円高も終わるだろう。

・ECOカーアジアは「ホンダの2モーターHV

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6 Responses to “韓国勢に疲れ?”

  1. nobu より:

    キムヨナ対真央ちゃんを、思い起こさせます。
    韓国はナメタラあかん。とは思いますが。
    脅威なのでしょうか?
    国民は逃げ出す国が本当に、発展するのでしょうか?
    以上。

  2. 小林 英弘 より:

    時々国沢さんと何故か「波長が合う?」と思う時がありますね。実は私、昨日の休みに(←図書館は月曜が休みです)「セダンを求めてクルマ屋巡り」をしていまして、ホンダ(アコード20TL&CR-Z)→BMW(320i)→トヨタ(カムリHV)と試乗したばっかりなのでした! ホンダは12ヶ月点検の最終打ち合わせのついでに、でBMWは「FRの良さとは何ぞや?」、でトヨタは『ベストカー』で見たカムリHVがスッキリ系の伸びやかデザインで気になってたので、が理由です。
    で!一番驚いたのがカムリHV! まずドアが軽い!敷居は低い!(笑)。でアクセルを踏んだ瞬間の加速が「軽い!速い!お前はホンダ車か!(笑)」。とても4850mm&1820mmの巨大ボディとは思えない「軽くて速い走り!」。ステアリングも軽くて切ったら「スカッ!」と軽やかに曲がってくれます! トルネオ君より重いはずなのにトルネオ君以上に「エンジンがボディに勝ってる感」をビンビン感じます!試乗の間に何回も「これってHVですよね?バッテリーとか載ってて重たいんですよね?」て確認してしまいました(笑)。ホントにバッテリーやらモーターやらの存在を全く感じさせません! 「普通に凄い」クルマです!
    …今までホンダ一筋でしたが、初めてホンダ以外のクルマで「こ、これ欲しい!」と思いました! 不覚にも「これで312万円なら400万円以上出してアコード24TYPE-S買うって損だよね?意味ないよね?」て思ってしまいました! 何せかたやハイブリッドでレギュラー24km/l、かたやハイオク11km/l。しかもあの巨体を全く感じさせない「軽快感!」。カムリHVの「乗った感じ」は「EGシビックSiRと区別できない位!」と言えば分かってもらえるでしょうか? とんでもないクルマです! ヤバイです! 「セダン」に抵抗感(またはある種の偏見)がない方はぜひ一度試乗してみて下さい! 一見どんくさそうな巨大ボディからは想像もできない、というかあり得ない走りが体験できます! ホンダ党の私が一撃でやられまてしまいました! あのクルマは本当にマジで本気でヤバいです! 試乗すると確実にヤラれます!(笑) …ただ唯一マイナスポイントを挙げるなら「空力性能を狙ったボディデザインの影響で運転席のルーフ前端が急角度で下がっててフロントスクリーンの上下幅がちょっと不自然に狭くなってる所ですね。営業氏曰く「空力性能を考慮したらこうなっちゃった、と聞いてます」だそうです。実際、ちょっと「狭い?」感を受けるのは事実ですが、それを跳ね除けて余りある魅力絶大です! カムリHV絶対買いです!このクルマには今までの「セダン」の常識は通用しません!
    …逆にガッカリしたのがBMWです。ホンダ車ばりの軽快感&軽やかさを期待してたのですが、全く逆でした。走って10mの感想は「重すぎないか?このクルマ」でした。ゼロスタートの加速もかったるいし、エンジン音は重〜い感じだし加速は鈍いし、正直期待ハズレでした。ただ唯一「凄い!」と思ったのはUターンの時の小回り性能だけでした。結局「いらね〜」でした(笑)。
    …しかし瘠せても枯れてもホンダ一筋ウン十年。来年登場予定?のアコードHVに期待してます!

  3. 86に期待 より:

    韓国のハッタリは今にはじまったことではないですよ。
    侮っては駄目ですが、言うに及ばず
    正直に技術を磨いている日本勢が
    見かけ倒しに負ける気がしませn。
    国沢さんの意見が日本勢への叱咤激励となりさらなる発展をのぞみあす

  4. アミーゴ5号 より:

    アメリカのバッシングと勘ぐってしまう今日この頃。
    そろそろ韓国も、洗礼を受ける時期だと思います。
    今まで回避しているのは、ロビー活動によほど長けているのだと、またまた勘ぐったりして。

  5. さね より:

    難しいなぁ。韓国車がこのままずるずる日本車にただ負けていくとも思えないし。日本パワーが凄いといっても、車自体が世界で魅力ブランド力ナンバー1でもないし。 仮に円高が本当に終わるのならば、国内雇用や生産で頑張ってほしいです。日本車を応援してますが、韓国車に勝つだけではダメです欧米車に勝たなければ。ブランド力も含めて。円高は個人的には長く続く気がします。アメリカは円高ドル安でないと困るみたいだし、EUも円高であるほうが都合いいみたいだし。誰かが円高を操作してる感じがするし、被災国に冷たいな世界は。世界はやっぱりダーティで、素晴らしく公平とかではありませんから。

  6. 旧宗主国 より:

    消費者としては安くてきちんとしてれば興味はあります。素人は買うかもしれません。
    韓国メーカーに技術を供与している三菱などのせいだとも言えます。
    今後、将来に渡って日本企業が韓国メーカーに一切秘密主義にすれば簡単だと思うんですがどうなでしょう。

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