高速道路で逆走車に出くわしたり逆走したら正しい対抗策など無い! 逆走をさせない対策を早急に!

クルマに乗っている人なら理解して頂けると思うけれど、逆走車に出くわした時の正しい対応法などない。逆走車の素性が全く解らないからだ。一番シンプルなのは軽トラなど。たいていは認知機能が衰えた高齢者なので高速道路の追い越し車線を走行車線だと思い込んで堂々と走ってくる。これは左側に避けて交わせばいい。意外に長い距離を普通に走ってしまう。

難しいのが右側通行国のインバウンドで、SAやPAから逆走で出てくる。対向した際、左に避けると相手は右側通行なので右に避ける。日本人が右側通行の国で逆走事故を起こす典型的なパターンです。また、逆走車が追い越し車線を走ってくるか走行車線を走ってくるかでも対策は違う。というか、走行車線側を走ってこられると、右に避けるか左に避けるか迷う。

2007年からずっと逆走対策をお願いしてきてます

文頭に書いた通り正解など無い。そもそも逆走させる原因を潰さないネクスコに問題ある。なのに大メディアの多くはネクスコを叩こうという気は無いようだ。ちなみに下はネクスコが提示している逆走パターン。見れば解る通り、高速道路は料金所の上。つまり高速道路の逆走は無いと言いたいらしい。NHKですら逆走防止バーを作るべきだと言わない。なぜか?

ETCトラブルの時もそうだけれど、料金を払うよう啓蒙するなど大甘です。さらに驚くのが「逆走したらどうするか」の対応策だ。走行車線側を走っていたなら「路肩に停車しハザード点けてガードレールの外に出て連絡」でいい。故障車と同じ扱いです。けれど最も多い追い越し車線側を走っているパターンを取り上げない。NHKは「路肩で止まれ」とな。対向車来る道路を横断しろって?

対向車無ければ道路を横断してNHKの推奨である走行車線側の路肩でいいと思う。対向車来てる場合なら、ハザード出して減速し追い越し車線の路肩に止めるのが一番リスク少ない。ただそこに留まり続けると、対向車にとって巨大なリスクである。ここからは状況によって大きく異なるものの、運転&判断スキルを持っていたら対向車いないときに走行車線側に移動したい。

いずれにしろ基本的には逆走を作り出さないことを最優先すべきであり、逆走してしまったらトリアージ的な対応しか出来ない。正解なんかないです。だからネクスコの逆走防止対策が必要なのだった。そいつを最優先して報道してくれたらいいのに--ということをお願いさせてくれたのは、日本TVの「DayDay」だけでした。もしかしたらDayDayの責任者、ネクスコから怒られる?

そもそも入ったICなんかネクスコなら瞬時に解るのに公表しない。我が国は体制に遠慮しますね!

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2 Responses to “高速道路で逆走車に出くわしたり逆走したら正しい対抗策など無い! 逆走をさせない対策を早急に!”

  1. 読者です より:

    今回の事故の詳細が分かってきて驚いています。
    逆走車は路肩を逆走してきて、走行車線の車と接触しそのまま走って
    走行車線に移行、走行車線の被害者(あえて言います)の車と事故。
    被害者が右にハンドルを切って避けると逆走車も左にハンドルを切って
    追い越し車線で正面衝突したと。
    去年の東北道の軽ワゴンの逆走も追い越し車線を逆走でしたから
    自分は常に走行車線を安全運転してるから大丈夫と思っていたのに
    もう訳が分かりません。夜間走らない様にしよう位しか出来ない。
    もっと大量に犠牲者が出ないと、根本的にどうにかしようという動きに
    ならないのでしょうか。

  2. Jun より:

    被害者の方やご家族には失礼に当たるかも知れませんが…高速道路上での逆走事故被害者は、NEXCOを訴える(管理責任?不当損害賠償?)必要があるかと。
    長年国沢さんも訴えているように、クローズドされているはずの有料道路では多くの有効な対応策が有るのに、NEXCO側は看板やCMなど自己防衛のみの対策に終始している。ドライバーの高齢化、インバウンド観光客の増加などを見れば、なぜメディアがNEXCOの不策を指摘しないのか理解できないです。

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