高速道路の片側1車線区間、ワイヤロープの設置で事故激減!
すでにTVニュースなどで御覧になった方も多いだろうが、国交省はやっと片側1車線の高速道路の安全性を考え始めた。以前も書いた通り、片側1車線の高速道路で対向車線に飛び出す形態の事故は驚くほど多い。高速道路、一般道より変化無く居眠り運転しやすい傾向。
今回発表されたデータによれば国交省がモニターした118kmの区間で、1年間45件(死亡7件)もハミ出し事故あったという。なぜ放置してきたのか理解出来ないほど多い件数である。それが上のようなガードロープを設置したところ、半年で1件に激減したという。確率で言えば約23分の1。
そもそも何で危険な状況を作り出したのだろう? これはもう簡単。高速道路の片側1車線は「暫定開通」という扱いになり、工事中のようなものだからだ。片側1車線の区間に今回のようなガードロープや明確な中央分離帯を作ってしまうと「道路完成」になってしまう。
国交省としては可能なら予算を付け暫定区間を本格的な片側2車線にしたいのだろう。だからこそ事故が起きても放置してきたワケ。けれど暫定区間は交通量少ないから1車線なのであり、もはや地方をみると過疎傾向。とうてい2車線のニーズなし。国交省、諦めるべきだ。
ただ以前も書いた通りポールの上端にバイクのための安全策をお願いしたい。今のままだとバイクが衝突した際、ちょうど首の位置にロープというイメージ。上端部分に5cmくらいで良いからソフトな衝撃級取材を貼ってくれるだけで良い。普通の道路より予算あるのだから。
全く関係無いけれど事故の動画見ると興味深い。ガードレールに衝突して壊れてもエアバッグ開かず。やがて路面に設置されている縁石からの衝撃受けて展開している。エアバッグの展開条件が解ります。
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