高速道路のPAとSA内は横断歩道を除き全て車道。NEXCO、障害者スペースの管理も満足にしない
休日の高速道路渋滞の多くはPAやSAの入り口から始まる。絶対的な駐車スペースに余裕あっても、PAやSAに入ってきた車両が歩行者を譲りまくるため、スムースに通行出来ないからだ。高速道路会社は誘導員などを配しているものの、誘導員が車両優先と言うことを認識しておらず、歩行者を止めない。そしてドライバー達もPAやSAの交通法規を理解してません。
緑ペイントの法規な根拠は不明。駐停車禁止の強調か?
道交法によれば高速道路は入り口から出口までの間、ずっと高速道路というカタチになっている。すなわち速度は「標識による制限速度」であり「一方通行」であり「駐停車禁止」です。これ、PAやSAの中でも適用されます。ただ例外的に白枠で作られたパーキングスペースのみ「駐車可能」。そして横断歩道があれば道交法の原則を適用し、歩行者優先である。
つまりPAやSA内の制限速度は40km/hで一方通行なのだった。40km/hは危険でしょ、と思うかもしれない。その通りで「歩行者や他の車両の側方を通過する際に1m以上の間隔を取れないときは徐行」という道交法も厳守しなければならない。PAやSA内に駐車している車両あれば、通路との間隔は1mを切る。歩行者が居るときも同じ。当然の如く徐行する義務を負う。
ただ譲る義務は無い。歩行者に優先権無し。車道ですから。「クルマが居ないときは自由に移動してよいですよ」といったイメージ。クルマが居ればそこは制限速度40km/hの道路です。したがって本来なら誘導員は歩行者を止め、円滑にクルマを流さないとならない。そいつをやらない。かくしてPAやSAから本線に渋滞最後尾が伸び、そこに追突する車両など出てくる。
どうしたらいいか? 短期的に出来るのは一つだけ。誘導員がしっかり歩行者をコントロールすること。長期的には警察や高速道路会社が「横断歩道内を除き車道」という道交法を踏まえたSAやPA内の走り方についてしっかり啓蒙するべきと考える。そいつをやらないと「クルマは絶対止まるもの」という歩行者最強論を唱える親に育てられた子供が平気で飛び出す。
もう一つ。駐車スペース以外は全て駐停車禁止! これは警察がしっかり取り締まるべきだと思う。併せて休日は高速道路会社からすれば大もうけ。だったら東京~御殿場までの通行料金4台分くらいで誘導員を1人雇えるんだから、障害者用の駐車スペースにクルマ駐める健常者を含めキッチリ指導して頂きたい。そして連休中くらいゴミ箱を増やすくらいのことが出来ないのか? と思う。
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PA・SAの身障者用駐車スペースって、意外と数が少なくてトイレからも遠いなあと、羽生だか蓮田によった時に思いました。たぶん、2,3台分くらいしかないんじゃないでしょうか。駐車スペースの規模から言ってもっとあってよいと思いました。充電スペースももうちょっとほしいけど。
あと、基本的に車道という扱いなら、路側帯だとか横断歩道だとかちゃんと作ったらいいのにと思います。緑のペイントが意味不明というのにも同意です。