BMWのディーゼル

トヨタがBMWからディーゼルエンジンの供給を受ける、と報道されている。火のないトコロに煙は立たない。おそらく近々発表があることだろう。驚いたのは「ホントにディーゼルエンジンの開発をしていなかったのね!」ということ。世界有数の規模持つ研究施設を持っていながら、
ユーロ6対応に対応出来ず。

トヨタはディーゼル無しで勝負出来ると思っていたのだろうか? 電池といいディーゼルといい、トヨタの大きな失策だと考えるBMWから供給してもらうのは、3リッター6気筒245馬力55,1kgmの最新エンジンだろう。このディーゼル、3リッターながら尿素水に頼
らず触媒だけでユーロ6をクリアしてるから凄い!

ベンツの3リッターは尿素水を噴射するチカラワザ。日産だって2リッターだ
から尿素水を使わないでクリア出来ている。3リッター級から出るNoxを触媒だけで還元するというのだからタイしたもの。燃料噴射圧、ジツに1800バール! 間違いなく世界最先端のディーゼルエンジンだと考えます。 

このエンジンがトヨタ(というかレクサスですね)にあれば全てのモデルに搭載したくなるに違いない。最大トルクは5,5リッター級ガソリンエンジンに匹敵するためLSにだってGSにだって使える。BMWにとって
も量産効果が出るから大歓迎かと。決して安くは売らないと思うがレクサスなら吸収出来るハズ。

また、トヨタ車に搭載する2リッター級と
1,4リッター級のクリーンディーゼルが欲しい。現在使っている2,2リッター4気筒はカンペキに古い。自社開発か、やっぱりBMWから買うのか? 小排気量ディーゼルもBMWは良いモノを持ってますから。円高ユーロ安なら調達コストだって何とかなりそう。

個人的にはマツダのスカイアク
ティブDをプッシュしたいけれど、日本調達になるとコスト的に厳しい可能性大。トヨタだって本来ならマツダを使いたいのかもしれないが、BMWのディーゼルが
同じくらいの金額だったなら、実績&ブランドイメージのある方を選びたくなる。こんなトコロにも超円高の余波が来てしまってます。

・ECOカーアジアは「ECOカー生涯コスト比べ

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9 Responses to “BMWのディーゼル”

  1. 匿名 より:

    1つ確認したいのですが、三菱自動車の3リッターエンジンとはパジェロに載ってる4M41でしょうか?
    もしそのエンジンなら尿素水は使っておらず、4つの触媒を中心として浄化させ、ポスト新長期規制に対応しています。
    違うエンジンだったら、ごめんない。
    いずれにせよ、このコメントは非公開でお願いします。

  2. 605 より:

    昔トヨタは、マツダのロータリーエンジンをクラウンに搭載してテストしていたが結局採用されませんでした(マツダ関係者の著作より)。
    ロータリーエンジンの税金が排気量の割りに高いのはトヨタが動いたからとの説も何かで読んだことがあります(ロータリーの税金を高くするのなら2ストや過給エンジンも高くしないとバランスがとれないのでは?)。
    トヨタとマツダの関係は昔から??

  3. さね より:

    トヨタ…ある意味凄い。ハイブリッドによほど御執心だったんですね。日本では神のように盲信されてるハイブリッドですが、クリーンディーゼルや超低燃費ガソリンエンジンなど開発に力いれてなかったとは… いやー自信過剰とゆうか、ハイブリッドがトヨタをこんなにダメにしてたとは凄い。CVTの責任も大きいなきっと。日本のメーカーで唯一まとに次世代の超低燃費内燃機関や変速機やプラットフォームなど考えてたのはマツダと日産だけか。日産のCVT関しては、変速機の要として社運を賭けてるみたいだし、それもルノー日産の未来の低燃費戦略なんでしょう。マツダに関しては、もしかしたらハイブリッドや電池の開発費がなかったにしろ、できる事や世界的規模でのCO2削減に真面目に考えてるだけ素晴らしい。改めてマツダを見直しました。ダイハツやトヨタなど技術力はありますけど、その場で考えつく低燃費技術で新しくエンジンや変速機やプラットフォーム作ってる訳ではなく、既存のエンジン、変速機、軽量化でカタログ燃費や実燃費を出すところは、凄いですけど。 しかし肝心のハイブリッドも最近は技術の停滞を感じます。改良によりコストや燃費はよくなってるんでしょうけど。日産やホンダ、三菱や海外勢などもより効率的なハイブリッド出してきそうだし。 結局、電池やインバーター、モーターのコストダウンだけだったのか?大丈夫かトヨタさん…驕れる者は久しからず。トヨタシンパのスバル。個性的かつ特徴あるメーカーだけに、最高責任者、役員はともかく、開発者の方は巻きこまれないようお願いします。

  4. かず より:

    っていうことは、BMWディーゼルにトヨタハイブリッドを合体なんて事も、出来るかもしれませんね。
    尿素水のたいした手間ではありませんが、無いに越した事ないですし。BMWの技術も凄いですね。
    BMWのディーゼルなら、NHVも抑えられてそうですね。
    デメリットのあまり無いディーゼルなら、ディーゼルでもいいですね。

  5. KJM より:

    自動車メーカーがOEMで他社製品を調達するのは、その分野を将来的にも自社でやる気が無いので他社からの調達でお茶を濁すという場合と、将来的には自社製品に置き換える予定で、それまでの時間稼ぎという場合があります。
    後者だったら、数年後にBMW製を凌ぐ自社製ディーゼルエンジンを出す目論見が有るという事になりますが、どちらなんでしょうかね?

  6. 真鍋清 より:

    待ちに待ったディーゼルがトヨタから出るとすれば、大ヒット間違い無し!
    「人の褌で相撲を取る」とは言え、尿素水使用のユーロ6適応ディーゼルならトヨタ側もクラウンロイヤルの3.0ガソリンに代わる主力ユニット(おっとっと、V6を前提として開発された200並びに次期クラウンのエンジンフードに入るか?)にうってつけだし、何よりレクサスLS/GSの新バリエーションとして両者に全く新たな可能性を拓くものと信じて疑わないです!!!!
    個人的なことを言わせてもらえばユーロ5/我が国で言う新長期規制より前の大部分のディーゼル機関につきものの「寿司酢なみの排ガス臭」が全く消えて、最高級ラグジャリーセダンの貫禄に相応しい身のこなし/エチケットと低燃費が両立されるのだから言うことなしだと思う。何より当方、「酸味臭アレルギーの最右翼」なもので。
    同様BMW渾身の2.0リッター4気筒ディーゼルがレクサスISから次期マークX(FF横置き)に至る各モデルに積まれればまさしく鬼に金棒、好機到来に違いありません。
    なるほど日本メーカーの言い分としては石原都知事就任以来つきものだったディーゼルに対するマーケットの偏見に加えて、最新ディーゼルの診断に必要な各種精密装置の整備に多大なコストと手間がかかることであろう。ただ、「だから導入を見合わせる」ではガラパゴス日本の停滞からいつまでたっても抜け出せないこともさることながら、どうにも往年の国産メーカーにあった「新ジャンル・新技術に対する開拓精神」が全く見られず、トヨタこそトップメーカーの責任にかけてディーゼル市場開拓・定着に多大な資金や労力を注ぐべきではないだろうか。
    小生としてもトヨタがそこまで女々しいメーカーとは思いたくないし、盤石のビジョンを抱いて未来予想図を描いているものだと信じたい―豊田章男社長以来、徐々にではあるが経営・製品づくりの勘を掴んで柔軟性を取り戻しつつある同社なのだから、ハイブリッドだけにとどまらずディーゼル部門でも大向こうを唸らせることを切に期待している。

  7. Soda より:

    数年前、トヨタはいすゞと技術提携し、ディーゼルを手がける北海道のいすゞエンジン工場が注目されました。しかし当時から関係各社は、口を揃えたようにトヨタはHV一本で対応するとの見方を示していました。いすゞエンジン製造北海道は、GMのSUV向けをはじめ、エンジン、エンジン部品を様々な仕向け地に合わせて生産・供給していましたので、すでに日本での生産は割に合わないというデータが豊富だったのではないかと推察します。北海道にあるトヨタ、いすゞの生産拠点とも優れた工場(基準は技能者)で、それが十分に活用されないのは残念ですが、BMWとの提携は技術もさることながら、ブランディングについてもトヨタにとって良いことだと思います。

  8. nobu より:

    ディーゼルに未来は無いと判断した。
    (自衛隊の潜水艦も。)
    効率・静粛性・燃料の汎用性(軽油類は使用量多い)。
    スターリング機関にディーゼルは敵いません。
    トヨタはそう判断し、金でBNWブランドを買ったそう考えます。
    熱効率はスターリングエンジンが最強です。
    (佐賀大学の海水温度差発電は、広義のスターリングエンジンです。たしか、5度位の温度差で発電出来た。)
    本当に開発していないのか?トヨタが。
    何でも、開発だけはさせるトヨタが。

  9. 三楽斎 より:

    トヨタはいすゞとの関係もあったと思うんだけどいすゞ製だとダメなのかなぁ。

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