bZ4X、ルーフの太陽光発電パネルだけで年間1800km走れるとな! 3倍に増やせば5400kmです

電気自動車否定派が増える中、トヨタは興味深いコンセプトを打ち出した。来年発売するbZ4X、屋根に付けた太陽光パネルだけで年間1800km走れる電力を調達出来るという。考えて頂きたい。太陽光パネル面積は写真で見る限り1.3m×1.5mといったイメージ。ここで1日あたり5km走れる電力を生み出すという。電力量にすれば1日あたり0.75kWh程度。十分可能だと思う 。

おそらく最大0.3kWくらいの発電能力かと

むしろ控え目な数字かもしれない。これを発展させていくとどうなる? 現在ルーフ上だけにしか太陽光パネルを載せていない。2倍に増やしてやれば3600km走れることになる。はたまた自動車用の太陽光パネルは耐久性が重視されるため、おそらく発電効率だって低いと考える。10年くらいで交換を前提にすれば、50%増くらいの効率に出来るだろう。これで年間5400km。

さらに駐車時は太陽光パネルを展開し面積広げてやる機能など加えることで、倍の面積を確保出来たら年間1万km。このシステムで浮くガソリン代は10年で75万円。逆に考えれば10年毎に交換するレベルの耐久性ですら太陽光発電システムに75万円のコストを掛けることが出来る。そして年間1万kmまでなら移動のための二酸化炭素排出量、完全にゼロです。

ちなみに上は東芝が開発中のペロブスカイト太陽光パネル(表面に塗布するだけ。大量生産可能。曲げることも出来る)。現在15%程度のエネルギー変換効率を2025年に20%とするそうな。bZ4Xに使われている太陽光パネルの効率は15%くらいだと思う。20%のペロブスカイト太陽光パネルをボディ面に貼ることで年間1万kmくらい走れるだろう。

もう少し現実的な予測をすると、軽トラックなら駐車時に太陽光パネルを開いておくだけで充電不要になる。電力の自給自足が出来るなら、電池搭載量だって減らせます。充放電回数増えるけれどリン酸鉄電池を使えばバッテリーの耐久性も問題無し! 地方に行くとガソリンスタンドがドンドン減って行くため、低コストで実現出来るなら需要あります。

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