OBDがネック

以前から書いている通り、自動車ギョウカイでは「BIN5クリアのディーゼルをどこが早く出せるか?」が大きな話題になっているけれど、ここにきて混沌としてきてしまったようだ。というのもBIN5クリアのためにはOBD(車載診断装置/オンボード・ダイアグノシス・システム)を搭載しなければならない。この装置、システムのトラブルや劣化などで排気ガスのクリーンシステムが正常に働かなくなった際、ドライバーに警告するためのもの。排気ガスレベルでBIN5をクリア出来ても、有効なOBDと組み合わせなければならない。そのシステムの開発に苦労しているとのこと。日本のメーカーはもちろん、VWやメルセデスもカベに当たっているそうな。そんなワケで一番乗りレースの予想、白紙に戻してください。一方、ヨーロッパも次世代規制のユーロ5を導入出来ないでいる。ユーロ5規制をクリアしようとすれば、現在日本で販売されているのと同じサルファフリー(硫黄濃度10ppm以下)の超高品質軽油を必要とする。しかしヨーロッパ全土でサルファフリー軽油を供給出来る体制になるメドが未だ付いていない。ちなみに現在施行されている日本の平成17年規制はすでにユーロ5相当です。ベンツE320CDIは平成14年規制しかクリア出来てないので、間もなく新車としちゃ登録出来なくなる。また19年施行予定の『ポスト新長期』になるとBIN5相当。たった10年間で日本は世界1クリーンなディーゼルを作れる国になってしまった。

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1 Responses to “OBDがネック”

  1. ラジコン ヘリ

    ラジコン ヘリを飛ばすのは楽しいですね。ラジコン ヘリは比較的安いものもでていますよ。

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