11月の登録台数が発表されたのだけれど日産、予想をはるかに超える前年同月比56.6%で半減!

11月の登録台数を見て驚いた! なんと日産は前年同月比で56.6%しか登録されていない。今年1月~11月の累計台数も前年比79%に留まっている。決して良い状況といえなかった昨年から21%落ちているということですから。苦戦のホンダだって累計だと前年比89.2%。トヨタ同102.9%。スバルも同104.2%。ここまで厳しい状況になるとは予想していなかった。

9月のマイナーチェンジで大幅に値上げしたエクストレイルが全く駄目なのか? 考えてみたらマイナーモデルに切り替わった10月のエクストレイルの登録台数は1166台に留まり、前年同月比で半減。ちなみに日産で販売台数TOP30に入る車種はノートとセレナ、エクストレイルのみ。10月はエクストレイルが36位に落ちてしまった。もはやノートとセレナ頼みに。

いや、ノートも10月で前年同月比76.7%だった。11月はさらに落ちている可能性大。セレナも間もなくマイナーチェンジし、少なからぬ値上げをしそう。エクストレイルのように登録台数を落とすようだと、いよいよ厳しい。1月から新型リーフの納車が始まるものの、折しも補助金の切り替え時期を迎える。電気自動車、例年1~3月の納車はガックリ減る傾向。

2026年4月以降になれば明るい兆しは見えてくるのだろうか? むしろ2025年度決算で少なからぬ赤字など出せば、ユーザーは逃げてしまう。現行ノートもフルモデルチェンジから5年経過し、売れる材料を探しにくい。プラットフォームが古いセレナはノア/ヴォクと比べられたらいかんともしがたい上、値上げなんぞしたらエクストレイルのようになってしまう。

来年夏と言われる次期型エルグランドが爆発的に売れるとも思えない。少なくとも2026年一杯は内田・星野体制の壊滅的な経営が足を引っ張る。エスピノーサさん、どうやってこの状況を切り抜けようとしているのだろうか? 唯一明るい材料は中国のN7とN6くらいながら、それでも中国全体の落ち込みまでカバー出来ない。アメリカはインセンティブがボディブローです。

こうなることは3年以上前に指摘していた。例えば2022年12月に「いかんせん小プーチンの采配がメチャクチャ酷いです。顧客目線無し! 日産社内でも悪口言う人スンゴク多い! 業界ワースト1だったブラックサタン抜けた後、今や日産の小プーチンがダメ経営陣のTOPに躍り出ましたね! 日産社員ならみ~んな誰か解ると思う(笑)」と書いている。

日産の明るいニュースを聞きたい。

<おすすめ記事>

6 Responses to “11月の登録台数が発表されたのだけれど日産、予想をはるかに超える前年同月比56.6%で半減!”

  1. たけぞう より:

    当たり前。日産を貶めた奴等に退職金払った時点で終了です ○野リゾートも一生利用しません

  2. Texas より:

    太平洋戦争の終戦工作で、陸海軍を中心とする抵抗勢力が示した、ポツダム宣言受諾のための条件は、極めて自己に甘い以下の3点でした。

    1. 国体の護持:天皇制の維持
    2. 自発的な武装解除:軍の面子と権威、利権を守るため、自分たちの都合がいいように武装解除する。
    3. 戦争犯罪人の処罰は自分たちで行う:連合国の厳罰を避け、上層部の責任を免れるため、自分たちで形だけ裁く。

    これを今日の日産に置き換えると、当時の陸海軍にそっくりです。
    1. 社名の護持:ブランドの維持。
    2. 自発的な経営再建:既存経営陣の面子と権威、利権を守る。
    3. 経営悪化の責任者は裁かれず:上層部は温存され、末端労働者にのみ責任(クビや異動)を押し付ける。

    日産はJALのように一度潰れたほうがいいのではないでしょうか。

  3. nbkt より:

    新型LEAF、
    B7と一緒にB5も販売していれば、
    3台目になるBEVもきっとB5を選んでました。
    バッテリーの容量的にB5で十分だからです。
    でも日産はあえてB5の販売をずらしました。
    B5はリン酸鉄にするなど何か策があるのかと、
    JMSの会場で質問攻めしましたが、
    単にセル数を減らすのみとの回答でした。
     → だったらすぐにできたよね?
    どうしてもB7を買わせたかったのでしょうが、
    自分にそこまで余裕はありません。
    という訳で、
    ヒョンデKONA(Lounge)の61.3万円値引きに、
    キャンセルが出たので飛び付きました。
    最後までeビターラと比べて悩みましたが、
    人柱を覚悟した次第です。

  4. アミーゴ5号リリボーン より:

    エスピノーサ社長への突撃取材、
    日産GHQからそろそろ認可が下りるのではないかと、首を長〜くしてお待ちしておりまする。

    ところで、トヨタの佐藤社長は言いました。「正直トヨタは、日野に対して支援できるノウハウを持ち合わせていなかった」と。トヨタは弱味や課題をきちんと伝えた上で対策を打つから、消費者はトヨタを信頼するんだと思うんです。

    これまで日産からは、根拠のない強がりか達成不能な大銀河計画しか聞こえてこなかった。

    エスピノーサ社長も、たまには砂を吐いてくださいな。クルマ好きは、クルマ好きの味方ですから!

  5. よしこ より:

    日産ディーラーからの提案で、新型ルークス(ハイウェイスターGターボ)の見積をもらいました。
    個人的に不要なオプション込みでしたが、総額340万円弱。
    不要オプションを抜き、若干の値引きがあったとして、おそらく300万円といったところでしょうか。
    新型車とはいえ、なかなかですね。
    北米は市場規模が大きいのでインセンティブで勝負、一方の日本市場は強気の価格設定で利幅を確保しようとする構図が見てとれます。
    日産本体のイメージが悪化している中、何が正解なのかは分かりませんが、いずれにしろ当面は厳しい状況が続くような気がします。

  6. サイクリング爺 より:

    いよいよ詰んで投了になりそう。日産の現場で、汗と油にまみれて働いてきた人々の誇りとノウハウ。散逸しちゃうんでしょうね。倅は正月にどんな顔で帰省するのでしょうか。かける言葉もありません。
    でも、起死回生の策が。某高級ホテル旅館の社用車送迎車をすべて日産車にすれば、恩返しと名誉回復になります。ぜひ。

よしこ へ返信する

このページの先頭へ