7月1日の特定小型原付制度開始まで秒読み。やはり主力は自転車タイプになりそうですね

電動キックボードが免許無しで公道走行出来るようになる7月1日まで2週間を切った。各社、新製品をスタンバイさせているけれど、どうやら主役は電動走行可能な自転車タイプになりそうだ。ここにきて様々な新製品がネット広告に出てくるようになってきたと思う。常識的に考えて電動キックボードは危険すぎる。16歳以上なら無免許で乗れるが私が保護者なら絶対に許さない。

ホンダ発のベンチャーが発売する『ストリーモ』のようなリア2輪の3輪車を含め、決定的な弱点が2つある。前輪の直径小さいため、斜めの目地など通過した時に前輪を取られて転倒する可能性が自転車などより圧倒的に高いことと、立って乗ることから起因する「重心と横方向の入力を受けた時の慣性重量の中心のズレ」のため、驚くほど横方向の運動性悪い。急転舵出来ないです。

単独走行の20km/hなら転んでもぶつかってもあまり問題ないけれど、乳幼児や高齢の歩行者と接触したり車道側に転倒したりすると命の危険も出てくる。歩道は6km/h以下なら走ってよいことになっているけれど、歩道を検知して自動的に速度リミッター入るワケじゃない。当然のことながら野放し状態になるだろうから20km/hで歩道を走る輩だって出てくる。

100歩譲って自転車ならある程度の運動性能を持っているため回避も出来るだろうけれど電動キックボードは難しい。これまた自分の子供が乳幼児や高齢者に対する加害者になってしまったらいかんともしがたい。人命に関わることだけに回転寿司でイタズラするより厳しい現実が待っている。強い自制心を持っている人じゃなければ乗るべきじゃありません。

電動自転車なら最高速20km/hは自転車以下。ただ20km/h以上出るタイプも出回っているので、これをどうやって区別するのか警察も苦慮することだろう。新宿あたりに行くとすでに電動走行可能な電動自転車が山ほど走っている。買うのなら上の製品のように20km/hリミッターと歩道走行時の6km/hリミッターの付いているタイプを選ぶこと。やがて10万円程度になると思う。

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3 Responses to “7月1日の特定小型原付制度開始まで秒読み。やはり主力は自転車タイプになりそうですね”

  1. ダイ より:

    概ね賛成です。
    電動キックボードは、横浜の実証実験で体験しましたが、道に沿って緩いカーブを曲がる以上の操舵性能は期待出来ないと感じ、直進のみ走行、交差点は全て手押しで使用しました。
    しかし一方で自転車にはない可搬性と手軽さもあり、正しく安全に利用されて、禁止されず自転車と徒歩の間の乗り物として存続して欲しいものです。

  2. ハマナデレク より:

    電動キックボード、三重にある商業施設で貸出サービスがあり、試しに利用してみました。
    結論から言って想像以上に怖い怖い乗り物です。
    自分は割とガチな自転車乗り(MTB、ロード所有者)なので、自転車と比べる感覚で乗ってみたところ、全然違う乗り物でした。
    まず車輪の小ささによる対段差の弱さ。ギャップやグレーチングが怖くて仕方ありません。段差があれば簡単に吹っ飛びます。
    次にブレーキが全然効きません。そもそも貸し出された機種にはリアブレーキしか付いていませんでした。そりゃそうですよね、あのカタチでよく効くフロントブレーキが付いていたら一発で前転してお陀仏です。
    最後にジオメトリーからくる不安定感。実際のキャスターやトレイルは分かりませんが、ハンドル操作に対してよく言えば非常にクイック、厳しい言い方だと直進安定性ゼロ。瞬間的な片手放しすらヒヤヒヤでした。
    あれに乗って車道を20km/hでガンガン走れる人、ちょっと神経が麻痺してるかとおもっちゃいます。

  3. イヤヤワァ より:

    免許ありの乗り物ですら
    違反する人ばかりなのに
    免許無しで法律守るかわかりゃしない
    自転車の道交法違反者の数を見れば
    これを無免許で走らせる恐怖もわかるはずなのにな

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