KINTO、やはり買った方が安いかも

最近「KINTOどうですか?」と聞かれる。先日発表会があったからだと思う。あまり考えたことなかったので調べてみた。プリウスの場合、KINTOは1800ccのUグレードということになる。追加オプション無し「初期費用フリープラン」の7年契約だと月額利用料は1万8480円/ボーナス月加算16万5000円とな。これで任意保険など全て込み。

月額1万8480円に惹かれるものの、ボーナス月が厳しい。昨今ボーナス無しの給与体系だってありますから。支払い額合計を出すと386万2320円。84回均等払いだと4万5980円になり、少しばかり高く感じることだろう。となると気になるのが「買ったらいくらよ!」。プリウスは1800ccのベースグレードをKINTO専用にしてるため、320万円になる。

ただ1800ccだとシステム出力140馬力。2000ccになると196馬力で圧倒的に違う。クルマ好き的には迷う余地無いほど。おっと総支払い金額でした。2000ccだと乗り出し価格340万円程度(値引き考慮せず)。車検2回なので20万円。自動車税25万円。それに任意保険が必要になる。任意保険を年平均6万円とすれば42万円。総合計427万円。これに2%前後のローン金利が乗る。

過大に見積もって総支払額は480万円くらいになる。KNTOより100万円近く高いです。でも考えて頂きたい。KINTOは7年後にスッカラカンになってしまう。クルマ返してオシマイ。購入しておけば、7年後に120万円以上で売却可能。これを頭金として使うと、次に買うクルマのローン返済金額はその分だけ安くなります。次も320万円のクルマならローンは200万円分だ。

乗り続けるのなら、税金と車検、任意保険費用だけになるため毎月の負担はガッツリ下がる。さらにさらに! 任意保険は新規で加入すると高額ながら7年すれば大幅に下がり、次のクルマへの乗り換えたら割引は継続可能。KINTOだと”資産”や”実績”が全く残らない。人生7年ごとにリセットするならKINTOもいい。7年後も生きてると考えたら損。

私なら以下のようにアドバイスする。「初心者は多くの場合ケアレスミスでクルマをブツける。だったら最初は身の丈サイズの中古車にしておき経験を積む。任意保険だって対人と対物で十分。2~3年したらもう少し高いクルマに乗り換え修行。中古輸入車など試すのも面白いんじゃなかろうか。で、30歳くらいになったら新車を買ったらいかが?」です。

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1 Responses to “KINTO、やはり買った方が安いかも”

  1. トヨタ車ユーザー より:

    おっしゃる通りです。
    リース期間が終わると、車代を上回るお金を払っているのに車を返さないといけない。人気車に乗ると損だと思います。KINTO以外ではリース期間終了すると清算し車を引き取れるのがあります。そちらの方が良いかと。

    リース終了時の車の残価を誰のものと考えるかですが、クレジットで買った時はあなたの物になりますと説明しないあたり「フェアにプランを説明しておらず」怪しいと問題にならないかと。

    残価設定ローンもアルファード・ランクルなどは残価払うより買取店で精算した方がほうが手元に残る(残価<買取価格)場合があります。

    メーカー系クレジット会社は、周りがどうやって車を動かしたり価値を考えているか、知ったほうがいいかも。

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