MX-30、出して半年なのに売れ行きは惨憺たる状況。EVも月販一桁です

ロータリーエンジン断念のニュースを見て藤原副社長プロジェクトであるMX-30の販売状況を調べたらクリビツテンギョウ! 素晴らしい台数です! MX-30の販売計画は月に1000台。3月853台。4月267台。5月208台。昨年10月の発表ということを考えたら、半年後であれば販売計画の2倍くらい売れてなくちゃ厳しい。もっと言えばこれから売れ始める可能性は皆無と言える。

エンジン車はダメながらEVの方は乗ったら良いクルマです

年間販売目標500台となっているMX-30EVも3月8台。4月6台。5月9台といった具合。今から持ち直して平均10台としても120台にしかならない。このクルマも高いし後続可能距離が短いし、売れる要素ゼロ。マツダにとって貴重な開発予算をドブに棄てるようなモノです。自動車好きとしちゃ、こういった才覚の無い経営陣にマツダという愛すべきブランドをツブされるのが悔しい。

MX-30、自動車業界の人なら誰だって「失敗確実ですね」と解る。実際、MX-30が出た際、いろんなメーカーの人と「どうしちゃったんでしょう」という話になった。当然の如くマツダの社員だって売れないと考えたことだろう。でも止められない。太平洋戦争で負けが見えているのに止められなかったのと構図はよ~く似ている。東條英機とその取り巻き連中に逆らえなかった。

日本大好きの私ながら、当時生きていたら政権をクソミソにケナしていただろう(当時オモテだって反対活動やったら特高警察に連れて行かれ獄死ですワな)。今の日本も同じか。特高警察がいないだけマシですけど。今の経営陣はマツダをどうしたいんだろう? マツダファンの多くはマツダが破綻することなどまるで考えられないようだけれど、資本主義は夢物語じゃ無い。

才覚の無い自分の采配にご満悦なのだろうか? マツダ社員の亊を考えないだろうか? 広島というマツダで経済を回している地域を考えないのだろうか? 全ての点でトヨタと鮮やかに違う。以前会話が成立した時代、藤原さんはトヨタが大嫌いだった。今はどうか解らないけれど、電気自動車の開発でトヨタと意見が合わず「マツダ独自でやる!」と訣別したと言う。勇ましい。

クルマを売らないと新しいことだって出来ない。MX-30みたいな大ハズレを出すと、その他にしわ寄せが来てしまう。MX-30の開発に使った予算でモータースポーツなどやったら、ブランドイメージ上がって売れ行き急上昇したのに--ということが全く理解出来ない。売れなくてもイイからニッチを狙えと言い張る。私がマツダファンと言うと皆さんウソだと思っているようだけれど間違いです。

勝ち目の無いラージ商品群、本当に出す?

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