MX-30、ハイブリッドと表記しているがCX-30と燃費0,2km/Lしか変わらず。シクシク

出遅れました。昨日MX-30が発表されてましたね。このクルマの評価、なかなか難しい。そもそもボディサイズはベースとなるCX-30と同じ。複雑なドアを持つためか車重80kg重い1460kg。パワーユニットはヨーロッパで販売されている2リッター156馬力+オルタネーターモーター6.9馬力のマイルドハイブリッドを搭載している。マツダの公式Web見ると「ハイブリッド」ですが。

ちなに誇大表記を平気で行うスズキですらオルタネーターモーター使うタイプは「マイルドハイブリッド」と表記している。また、スカイアクティブXもMX-30と全く同じシステムを使うマイルドハイブリッドながら、こちらは内燃機関だけで燃費を稼いでいるように見せたいのか、ハイブリッドのハの字も無し。どう言おうと良心の問題なのだけれど、クルマ通は認識して欲しい。

興味深いことにCX-30のWLTC燃費15,4km/Lに対し、マイルドハイブリッド化しても15,6km/Lと”ほぼ”伸びておらず。「ハイブリッド」と表記しているクルマでこんなに燃費向上していないモデルを見たこと無し。車重80kg重くなっているから、ということなんだろうけれど、RAV4なんかハイブリッドは激しく重くなっているのに燃費圧倒的に良い。これも良心の問題か。

少しばかり驚いたのが価格。マイルドハイブリッドだし車重ある分だけコストもかかってると思うのだけれど242万円スタートである。CX-30が239万2500円スタートです。ここ数年の「ウチは高級車メーカーだ!」というマツダ的な価格設定からすればCX-30より20万円くらい高くなると予想していたものの、ハズレ。もしかするとマツダの中で少しずつ何かが変わってきたのかも。

最近のマツダの常で、おそらくデビュー時の評価は高いと思う。忖度してる書き手がけっこう多いからだ。でも決定的にリアシートの使い勝手悪いです。最近の流麗かつオーソドックスなマツダデザインからすればバランス的に破綻しているのが私的に気になる。SUVでクーペ風のクルマを作ってみました、ということなんだと思うが。テーマカラー赤じゃないのは良い。

唯一気になるのがATのセレクトゲート。広報写真を見つけられないのだけれど、R-N-Dという列の右横にPレンジを持つ。走り出すときはセレクトレバーを左に動かしてからDを選べばいいのだが、止まったらRレンジにした後、右に動かしてPレンジを選ばないとならない。電子シフトなら誤操作防止のためにもPボタンにするべきだと思う。これ、暴走事故にならないか心配。

近々試乗する機会あるのでレポートします。

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