N-VAN:eから日本の電気自動車普及は始まる!
このところ「電気自動車に対するアプローチが拙速過ぎた」とか「そもそも乗用車すべてを電気自動車に置き換えることなど無理」みたいな論調も出てきた。ホントのところはどうかといえば、ロングスパンで考えると電気自動車化は間違いない。ただ普及の時期は読みにくい。そんな状況のなか、ホンダが“日本における電気自動車の先駆け”になりそうなクルマを出してきた。N-VAN e:である。
今や地方に行くと急速にガソリンスタンドが減ってきた。往復30分掛かるような地域すら珍しくないほど。一方、電気なら日本全国津々浦々どこでもアクセス可能。農村の貴重な移動手段である軽商用車の場合、1日の走行距離は長くて60kmくらい。2~3時間で充電できてしまう。加えてガソリンより電気の方が圧倒的に安価。1万km走るのにガソリン12万円。電気だと5万円だ。
10万km走ったときのエネルギーコストの差は70万円。つまり電気軽商用車とガソリン軽商用車の価格差が70万円以下になると、電気自動車の普及も見えてくる。N-VANe:の価格は4人乗りで約270万円~。国の補助金55万円や自動車税の免税など考えると実質的に200万円。荷物を運ぶための黒ナンバーだと(取得のハードルは低い)さらに45万円ほど出る。
10万km走ったときのエネルギーコストの差は70万円。つまり電気軽商用車とガソリン軽商用車の価格差が70万円以下になると、電気自動車の普及も見えてくる。N-VANe:の価格は4人乗りで約270万円~。国の補助金55万円や自動車税の免税など考えると実質的に200万円。荷物を運ぶための黒ナンバーだと(取得のハードルは低い)さらに45万円ほど出る。
実は私も八丈島にあるリタイア後の釣り小屋で使うため購入予定だったりする。カーボンニュートラル化に熱心な東京都は国と合わせた補助金の総額で130万円! こうなるとエンジン車より安くなってしまう。電気自動車って売れれば売れるほど電池の調達コスト下がる。5年もすると軽自動車は乗用も商用も電気自動車が大きな比率を占めるようになると予想しておく。
さて。N-VAN e:の面白さは、電池を30kWhも搭載している点にある。リーフの初期モデルで24kWh。先行発売されている日産サクラは20kWh。軽自動車といえども30kWhくらい欲しいところ。15年/15万km走って性能劣化で電池容量の70%しか使えなくなってしまっても150km近い航続距離をキープできる。軽自動車の1日あたりの走行距離として考えたら必要にして十分だと考えます。
試乗もしてみた。素晴らしいのが動力性能。4人乗りモデルのモーター出力はターボ・エンジン車と同じ64馬力。低回転域から太いトルクを出すため、350kgの荷物を積んでキツい登り坂にさしかかったって余裕たっぷり。オプションのアダプターを買えばクルマから100V/1500Wの電力を引き出せるため、外出先で電動工具を使えるし、自然災害時にも心強い。
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たまたま昨日なんですが、自車のハイブリッドシステムが立ち上がらずエラーを吐きまして。ディーラーで診てもらったら走行用バッテリーとパワーコントロールユニット交換で50万弱の出費になりそうです。想定していた燃費分のリターンなど軽くぶっ飛ぶ大マイナスですね(泣)
ハイブリッドでこれなのだから電気自動車となればゾッとします。はたして「運が悪かった」で許容できる範囲なのでしょうか。自動車の寿命は年々長くなっており、メーカー保証が切れた後にも入れるような保険的な仕組みが必要かもしれません。
ダイハツのコペンを電気自動車にして欲しいな〜〜
話題からはやや逸れてしまいますが、中型以上のトラック&バスはFCV,普通車はHVもしくはPHV、軽自動車は電気自動車という棲み分けが個人的には一番しっくりきます。
なんと200Vの普通充電用の接続ケーブルが66,000円のオプションとの記事を見ました。日産との関係でこうなったとしたら、本当に本当に残念なことです。
クルマは電気自動車に移行していくだろうとは思いますが メーカーがシェアを取りたいと願うなら 車両価格も重要ですけどバッテリー周辺機器の長期保証が重要な差別化要因になると思いますね。
輸入車などは特に保証を充実させないと この先どんどん売れなくなると思いますよ。
クルマが自然発火する映像も驚きますけど 最近のケースでは 公道を走行中のクルマの後部が爆発する映像まで出て来てます。
数百万円する工業製品の完成度が その程度で良いのでしょうか?
メーカーは安全性と耐久性をもっと重視すべきです
でなけりゃ 自分はこの先レンタカーで事を済ませますね。
初期リーフのころのリースだけのEVをホンダが売っていました。フィットのEVとか…。あのころは充電ケーブルや充電スタンドとクルマに合性があってホンダはどうするんだろうと思いました。まあ、初代リーフや日産のせいでBEVは急速充電するものという認識が出てしまって、リーフに付属の充電ケーブルがメルカリに…。しかしこれ、環境さえ許せば100Vでも15A充電ができて今ちょっとほしいです(ソル〇ラ付属のは100Vだと6Aまでで、ほんとにちょろちょろ充電)。
30・20プリウスのバッテリーやインバータは、ヤフオクなんかで割と安く取引されて交換している動画も出ていますね。重いし電気は危ないのですが、エンジン車と違ってオイル・ガソリンが漏れる心配はなく電線をつなげばよいようです。これは生産するときもそうですが修理するときも楽だと思います。
ものすごい先の話ですが…お気に入りのBEVを長く乗りたくても壊れた場合、ガソリン車のように部品取り車を買っておく手が同じように使えるなと思いました。しかもBEVのほうが値落ちが早い(笑 リーフは部品で買うバッテリーより車両の中古のほうが安いくらいです。
N-VAN_e:も何かしらの延長保証プランがあるハズ。でも、残クレ3年5年の間くらいは何もなく走ってほしい。
NVANは一人車中泊としては面白い車ですが、
そのNVANeも一人車中泊としては同様のポテンシャルがあるように思えます。
NVANがもっていた軽バンの弱点であるうるさいという点も電気自動車なので静かになっているだろうし、モーターで動力性能は上がりバッテリーで低重心化していると思われるので多くの弱点を克服してると思われる。
後は乗り心地がどうかですね。
もし、サスペンションやタイヤ変更などで乗り心地を
軽乗用車並みにできるのであればすごい車になりそうです。国沢さんが購入されるのであれば、そのあたりをいろいろ触ってみてほしいです。