XV改めクロストレック、スターティングプライスは300万円を超えちゃうか?

スバルXVが間もなくフルモデルチェンジするという。この機会にアメリカと同じ『クロストレック』という車名に変えるようだ。パワーユニットの詳細なスペックは発表されていないものの、車体についちゃWピニオンのステアリングギアBOXや電動ブレーキブースターなどを採用しているため、レヴォーグとほとんど同じだと考えていいんじゃなかろうか。

アイサイトは進化している。ステレオカメラの他、飛び出してくる歩行者を検知するため広角の単眼カメラも加えた。考え方としてはBMW3シリーズなどが採用しているトリカム(3眼カメラ)と同じ。ただスバルの場合、前方のセンサーにレーダーは使わない。代わりにステレオカメラの画角を2倍以上とし、画像認識ソフトのバージョンアップも行っている。

ADAS性能としては世界TOPクラスを狙ったと思う(詳細は不明)。となると気になるのが価格設定。XVは1600ccの4WDで220万円というスターティングプライスの低さでユーザーを引っ張ってきた。実際に買う価格は260万円を超えるものの、やはりスターティングプライスの低さって大きなセールスポイントになる。次期型、けっこう高くなると思う。

というのもパワーユニットが2リッターのeボクサーしかないためだ。燃費の良いクルマを持っていないスバルは企業平均燃費/CAFEクリアが極めて厳しく、従来と同じ1600ccエンジン搭載モデルだと規定に届かない。国交省から遠回しにプレッシャー掛けられます(輸入車なら1車種あたり100万円の罰則金で済む)。アウトバックに1800ccターボしかないのもCAFE起因。

XVのeボクサーが265万1千円。Wピニオンのステアリングや最新型アイサイト採用など装備の向上。鉄鋼など素材の値上がりを考えたら、それ以下にすることは難しい。したがってクロストレックのスターティングプライスって300万円を超える可能性大。大出力エンジンなど搭載していればお客もいるだろうけれど、現行eボクサーで300万円となれば厳しい。

まだ実車は見ていないけれど厳しい勝負になる?

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4 Responses to “XV改めクロストレック、スターティングプライスは300万円を超えちゃうか?”

  1. アミーゴ5号 より:

    最近のスバルやマツダ、ホンダを見ていると、石油ショック直前のアメ車とかぶってしまいます。得に、クロストレックの写真を見て、実感してしまいました。

    無駄に重厚長大で豪華絢爛だったアメ車は、石油ショックで吹っ飛びました。そこに割って入ったのが、我らがホンダシビックCVCCで、日本車の躍進が始まったとおぼろげながら記憶しています。

    今の日本中堅メーカーは、アメリカ市場にシフトしすぎで、今度はEVショックで吹っ飛ばされる側にいるように思えます。そこに割って入るのが、リチウム鉄電池の中華メーカーだとすると、歴史は繰り返すと思わざるをえません。

    今の日本車は、右を見ても左を見ても、贅肉まみれで無駄に割高に思えるのは自分だけなのかな?

    ここ5年くらいかな、クルマ雑誌の最後の砦「〇〇のすべて」すら、つまんなく思えてきちゃったもん。

  2. ぱんだこぱんだ より:

    XVのe-BOXERは265万からありますよ。295万は最上級グレードですね。

    なので、カメラその他の値上がり分含めても、下位グレードはナビはオプションで280万前後ではないかと思います。

    ただ、上級グレードは11.6インチナビも標準でしょうし、装備と値上げ分含むとレヴォーグの下位グレード+アイサイトX付きのものとあまり変わらない金額(340万前後)となりそうではありますよね。

    となると売れるかといわれたら売れないだろうなぁ…という所は同意です。

  3. cx-60 より:

    XVというかクロストレックに乗っている人結構います。初めハイブリッド+アイサイト時は高いグレードも売れていたけれど、e-boxerになってそれを積んでいるXVはあまり見ないです。比較的廉価な1.6Lか2.0Lの純ガソリン車が主だったかも。となると、e-boxer中心にすれば客層が変わってしまう恐れがあります。
    スバルは多少高くても品が良いので…というのは、最近難しくなっています。レヴォーグ(CB18エンジン)のリコールもあったし。
    それに2020年半ば~後半にやっとS-HEV・自社製EVが市販というのも…。トヨタの吊るしがイヤなのだとしても、そんな大ボリュームの開発を品質確保してできるんかいなと思ってしまいます。
    ソルテラの不具合はトヨタのせいですが、それでも今売れるものをしっかり売って、不具合も収めるのを先に考えたほうが良いと思います。

  4. z151 サンバー愛好者 より:

    スバルがレオーネ以前の状態に戻った感じでしょうか?
    何かマニアックなクルマ作ってるみたいだけど、時代遅れなイメージ。
    いやいや車そのものはガソリン車として割と完成度の高いバランスの取れたクルマ作りをしていると思います!
    …と言いたいところですが。

    そのガソリン価格は(効いているかどうかよく判らない補助金込みでも)高止まりのままですし、燃費だっていい訳じゃない。
    燃費向上の現状唯一の「切り札」本格ハイブリッドも出ない。
    けれどスターティングプライスは60万円くらい上がりそう・アイサイトXはどうやらナシとなると、スバリストさえ「なんだそりゃ…」という気持ちが否めない。

    個人的なことですが、サンバーのエンジンがかからなくなりまして。
    プラグコードとか(ついでにプラグも)割とアキレス腱なので交換しましたがダメ。
    セルは回るし、排気管回りがガス臭いので火花だとは思うのですが。
    イグニッションコイルかなあ。
    ダメだとちょっと代替考えないと。うーん。
    悩ましいですね。

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