アメリカでは「プリウスよりカッコ良く大きく安く!」の新型インサイトながら

ホンダにとって最大の課題は「アメリカ市場でハイブリッド車が売れない」ということである。早い時期からシビックにハイブリッド仕様を設定していたのだけれど、プリウスと比べたら全く勝負にならない販売台数でしかなかった。「それなら」とプリウスより安価な先代インサイトを作ってみたが、やはり成功しなかった。シビックとインサイトの苦い失敗によってホンダが得た結論は、

  1. プリウスのように専用ボディのハイブリッド車であり
  2. なおかつプリウスと同じくらいの価格設定とし
  3. さらにプリウスより立派、高級に見えて
  4. 燃費良いクルマならイケるだろう

というもの。実際、新型インサイトを見ると、その通りになっている! まず車体。シビックをベースにしながら全長4675mm×全幅1820mmと、長さで25mm、幅も20mm大きくしてきた。見た感じが、シビックがベースと思えないくらい雰囲気も違う。加えて現行プリウスは実際のボディサイズより小さく感じる上、世界規模でデザインの評判良くない。それを受け、新型インサイトは、プリウスより大きく高級に見せようという狙いは成功した。<続きを読む>

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