スバル、魅力的なパワーユニット無く伸び悩む。苦し紛れのアイサイト一本足打法です

スバルの売れゆきが厳しい。トヨタや日産、ホンダなどの納期を見ると、半導体不足のため軒並み半年以上。トヨタは半分以上の車種が商談すら停止しているほど。なのにスバルを見ると納期は長くて3カ月。2023年1~9月の販売台数は半導体不足になる前の2019年1月~9月の台数より25%以上減った6万2000台。作れないから売れないんじゃなく、純粋に売れていないワケ。

理由は簡単。魅力的なパワーユニットを持っていないからだ。今や燃費のよさとパワフルさを両立しているハイブリッドじゃないと売れない。トヨタも日産もホンダも売れ筋車種はすべてハイブリッドである(マツダの場合はディーゼル)。そんな時代にハイブリッドなしで勝負しようというのだから無謀(笑)。かといってハイパワーエンジンで商品力を出そうとしてもCAFEでダメ。

CAFE(企業平均燃費)をクリアしないと国交省は認可を渋る。そんなことからパワフルなエンジンを載せることすらできないのだった。今や遅くて燃費悪いモデルばかり。<続きを読む>

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3 Responses to “スバル、魅力的なパワーユニット無く伸び悩む。苦し紛れのアイサイト一本足打法です”

  1. z151 サンバー愛好者 より:

    スバルは本来なら個人的に一番贔屓にしたいメーカーです。
    何度も会社が消滅しそうな危機を乗り越え、その度に不屈の精神でコナクソと立ち上がってきたのがスバルだと思います。
    初代レガシィが生まれる前も、国産全メーカーの最下位だったスバルは、普通だったらどこかに吸収合併されるしかなかったとか。
    世の中がバブルに踊り始めた好景気の中でですよ。
    正直レオーネがヒエラルキーの頂点だった商品群には決定的に魅力が足りなかったともいえます。
    メーカーの社員をほぼほぼ全員一定期間ディーラーに派遣して、直接お客様の声を聞いたとか。
    それは社長であっても例外はなく、渋る社員には「富士重工が潰れるか否かの瀬戸際に至って尚、貴様躊躇する気か!」と大喝があったとかなかったとか。
    「このクルマが売れなかったら、今度こそ本当に富士重工が消えてしまう」と本気で作って本気で売った初代レガシィ。
    うちも一台購入しました。
    それは父のクルマでしたが、2代目は自分で買いました。

    今スバルのラインナップで、そんな社運が掛かったような本気のクルマはあるのかな?
    ちょっといいなくらいのクルマは沢山あるし、スバルは高くてちょっと、というのならインプレッサSTという選択肢もあります。
    でも「このクルマだけはスバルじゃないと!」というクルマは実は今ないのかもしれません。
    ヤリスみたいな小型で超燃費がいいモデルがないのが本当に悔やまれます。

  2. トヨタ車ユーザー より:

    アイサイトXは魅力を感じますが、開発を日立からヴィオニア(?)にして、ヴィオニアがうんと言わない限り改良できなくなってしまいました。ま、ボルボなみにまでしかできないし、高いのがネック。
    それに、いまHEVのラインナップがないこと自体が珍しい。マツダも1モータFRやロータリを使いながらPHEVをやっている。
    2025年にフルHEVというのも、、、25年ならBEVじゃないの?と思ってしまいます。ソルテラも生産中止。
    スバルのお店に行きましたけど、純スバル車とどっこいどっこいで、ダイハツ製スバル車も売れていましたよ。
    プリウスのUかX、さもなきゃプロボックスHEVでいいからレオーネの名前で売ってくれないかな。

  3. 猫まんま より:

    結局の所効率の悪い水平対向に執着したツケが回ってきただけのことだと思います。アイサイトも最初は凄く売りになったけど他社が追い付いて今や平均点レベルでしかない。ブームが過ぎた後もしつこくステーションワゴンに執着する。今のご時世売ろうと思えばミニバン作らなきゃ。ストリーガをリメイクしてやればよかっただけ。
    私はF型エンジン出すときに思い切って水平対向やめてレシプロにしなかったからもう未来は無いと言ってましたね。案の定どんどん売れなくなってる。
    良くも悪くもスバル=EJエンジンのドッカンターボ、でもそんなエンジンとっくの昔に時代遅れです。
    現在のラインナップで生き残ろうと思うならお得意のB-Sportsとかでレヴォーグの廉価版グレードで¥250万とか出さない限り無理でしょうね。軽量化と低燃費技術が他社に比べて10年以上遅れてるんだからトヨタのエンジンとプラットフォーム貰って作るとかしないと時代の流れに追いつけないと思います。

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