トヨタ86GR、果たしていかに!
2017年9月、新たにスポーツカーシリーズとして、これまでのスポーツコンバージョン車シリーズ「G Sports(通称G’s=ジーズ)」改め、「GR」を投入すると発表したトヨタ。今回、そのGRシリーズ第一弾モデル達の中から、試乗インプレッションをお届けするのは、トヨタのライトウェイトスポーツモデルである「86」のGRモデル、その名も『86GR』。果たして国沢光宏氏の目にはどう映ったのか!?
100台の限定生産。そして価格648万円の『86GRMN』は、2015年12月の発表前から購入希望者が多いと予想されたため抽選販売になった。するとやはり大人気! 応募した人の大半は「外れ」になり諦めることに。そもそもトヨタにとって新しいクルマ作りのテストケースであり、採算も取れない。
そこで考えられたのが、量産可能な86GRMNである。参考までに書いておくと86GRMNの場合、ボディ骨格だけをスバルの太田工場からトヨタの元町工場に運んで補強。スペシャルパーツを使いハンドメイドで仕上げられたエンジンや、カーボンのルーフなどが組み付けられるなど競技車両の如し。
実際、ベースになったのはニュルブルクリンクに出場した86であり、豊田章男社長がラリーで使っている86のスペックだと言われている。試乗してみたら「何ですかこのクルマ!」と驚くほど素晴らしい乗り味。ポルシェと真正面から戦っても勝てるんじゃないかと思えるほど。<続きを読む>
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