ボルボの技術が入った吉利汽車のジーカー、こいつを超える商品力持つ電気自動車を作るのは難しい?

中国で最新の電気自動車に試乗できた経緯はBYD SEALのレポートを参照していただければ、と思う。SEALのほかに用意されていた注目すべき中国車は吉利(ジーリー)汽車の『ZEEKR 001』。なかなか興味深い生い立ちのクルマである。吉利汽車は中国政府と関係のない民族系の自動車メーカーで、10年くらい前までは日欧メーカーのパクリ車を作っていた。

上々のクォリティだったため、売れゆきを伸ばす。折しも経営不振に陥ったフォードがボルボを手放した。これを買い取ったのが吉利汽車である。そしてボルボの技術を投じた『ポールスター』と『ZEEKR』を立ち上げた。今回試乗したのはZEEKRのフラッグシップモデルという位置づけ。現在中国で販売している中国ブランドの電気自動車ではトップ級だと思っていい。<続きを読む>

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2 Responses to “ボルボの技術が入った吉利汽車のジーカー、こいつを超える商品力持つ電気自動車を作るのは難しい?”

  1. Ken より:

    中国のEV車の話は1960年代末から1970年代はじめの日本車を思い起こさせます。例えば日産。1950年代にオースティンのライセンス生産から始め、1960年代に東南アジアやアフリカなどから輸出を広げ、「BMWの完全コピー」とも「貧乏人のBMW」とも言われた510、そしてZカーで一挙にアメリカ市場で華開きました。オイルショックでデトロイトを蹴散らし、イギリスでも「冬でも一発でエンジンがかかる車」と喜ばれました。ついこの間まで中国車を馬鹿にしていた日本。気づけば「黒船来航」になるかもしれません。「安全保障」の名の下に無理矢理輸入拡大防ごうとするかもしれませんが。

  2. z151 サンバー愛好者 より:

    中国の情報ってあまり入って来ないので判断ができない部分がありますが、「すごく先進的」「良点と欠点が混在」「ダメだコリャ(いかりや長介風)」と玉石混交していそうです。

    たまに観ているイギリスのクルマ紹介チャンネル

    https://youtu.be/aKGXPuLw0dA

    動画の中でも不具合多数です。
    これを「ダメだコリャ」にしてしまうか「デバッグしていけば使えそう」と評価するかですが。
    多分アプライズドBになったら「すげえ!」に化けそう。
    現状は「ポンコツ」ですが。
    2,3年で「化ける」ってこういうクルマのことかなと。
    形は前半分だけ見ると次期型GT-R???みたいでスーパーカーっぽい。
    現状の1600万円は「価値なし」ですが。
    こういうのが一番怖い。

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