モデューロのシビック・タイプRリアウイングを群サイで試す!
ホンダ車のカスタマイズをしているモデューロは『実効空力』というコンセプトを開発のキーワードに掲げる。具体的に言うと「日常の速度域でも体感出来る空力効果であり、前後のリフトバランスを最適化。外乱に強くヨーの発生を最小限にして誰がどんな道で乗っても路面に吸い付くような安定感と気持ち良く操れる」ことを目標にしているという。
サーキットでの限界領域より日常だ。そんな概念で早くも新型シビック・タイプRのリアウイング(テールゲートスポイラー)をリリースしてきた。標準のウイングとの違いは4つ。
1)NACA4412ベースの翼断面を採用(NACA=アメリカ航空諮問委員会)
2)中央をガーニーフラップ形状にした
3)翼端板が付いている
4)ウイング下面に『シェブロン』なるギザギザした空力デバイスを付加。シェブロン、航空機では騒音を引き下げるためエンジン後端に付けるケースもある
それぞれ簡単に説明すると、NACA4412は空気抵抗とダウンフォースのバランスを重視した航空機の主翼形状。クルマの場合、航空機と上下逆の形状にします。2つ目はダウンフォースの重心を車体の中心に置くことを考えたもの。翼端板についちゃ航空機だけでなく競技車両にも採用されており、ウイングの効率を高めるために使う。最後のシェブロンは自動車業界じゃ珍しい。<続きを読む>
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