ついに黒船来襲! 我が国の「電気自動車維新」は足音を響かせながら迫ってきた

BYDの日本進出は、2010年にリーフを出して以後、電気自動車についちゃ“鎖国”を続けてきた我が国にとっての黒船になるかもしれません。実際、直近の12年、日本の電気自動車はほとんど進化してこなかった。考えていただきたい。欧州における2010年と言えば、リチウム電池を搭載した電気自動車など一車種もなかった。なのに今や50車種を超えるモデルが登場し、販売比率だって10%に届こうという状況。

日産サクラが売れて今年やっと1%に届くだろうと言われている日本は、客観的に評価したら電気自動車後進国です。さてBYDだ。ベストカーを読むようなクルマ通であっても、中国車と聞いたら実物も見ないでガラクタと考えることだろう。確かに15年前のBYDといえばパクり車ばっかり作ってましたね。けれど中国のモーターショーに行くたびに進化していた。

日本にとって最も厳しいのは、人材の流出だと思う。誰でも知っているような車種の実験担当者やデザイナー、サスペンション屋さんなど複数。衝突安全のプロみたいな人だっている。日本だけでなく欧州メーカーの優れた技術者まで揃えているから凄い!<続きを読む>

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4 Responses to “ついに黒船来襲! 我が国の「電気自動車維新」は足音を響かせながら迫ってきた”

  1. 猫まんま より:

    結論(笑)
    世界では爆発的に売れる、日本では全く売れない。
    いくら品質が良くなっても中華製品に命を預けようって日本人は居ない。
    冗談はさておいてかつてトヨタがやったようにGMの車をトヨタが手直ししてトヨタのディーラーで売るようにしたら売れる可能性はあります。
    あと運送会社は安いから買うかも。
    一番怖いのは前から書いているけどマツダとかの大手グループに入れてもらえないメーカーがディーラー網ごと買われて売るってことなら日本でもある程度は売れるかもしれませんね。
    真面目な話テスラなんかより性能品質は上回るじゃないんでしょうか?
    まあ今まで技術者を使い捨てにしてきた日本式経営が招いてきたことだから自業自得ですね。
    欧州ではこれからは中国車の時代が来るのではないでしょうか。今だって中身は実質韓国と中国の電気自動車みたいなもんだし。

  2. CX-60 より:

    2010年にリーフを出したのが、結果的に早すぎたのか、油断を呼んだのかと思ってしまいます。
    また、フォロワーが少なかったことも事実です。アメリカではボルト、ヨーロッパではルノー・ZOEとBMW・i、韓国ではIONIQにBEVがラインナップされていました。
    これらの車種を持つメーカーは一度EVを世に出して良くも悪くもクレームを修正して、2世代目を作るところにいます。1~1.5世代目をいきなりドバっと作っている中国メーカーとテスラは、それらの製品ライフサイクルを設計目論見通り無事終えさせられて次が作れるのかというところに興味があります。初期のころに売られたテスラモデルSの劣化具合ってどうなんだろう(バッテリーだけじゃなくて車そのものも…)

    • ハルピュイア より:

      フィンランドのモデルSオーナーが、バッテリー交換に2万ユーロと言われてブチ切れ、車ごとダイナマイトで爆破する動画がありましたね。
      エコイメージでのEV普及で一時的に市場は潤うでしょうけど、バッテリーの劣化・交換費用・リサイクルの課題は未解決のままで、本当にエコになるのでしょうか。

  3. Z大好き より:

    米国による、大規模な対中国半導体規制。
    今回はチップ本体他、人材、製造装置など本格的に中国の先端企業を叩き潰す気満々のようです。
    この規制が中国の自動車及び関連企業、自動運転のソフト開発企業、自動車バッテリー企業にどのような結果をもたらすか?全く先の見えない状況になってきました。

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