ランエボvsインプレッサのような熱いバトルがトヨタの中で勃発か?

いやいや興味深い! 今やモータースポーツにも使える”武闘派”のクルマを作っているのはトヨタだけになってしまった。GRヤリスにライバルはなく、一人勝ちと言ってよい状況だったように思う。そんな中、2023年にGRカローラが出てきた。当初はカローラにGRヤリス用のエンジンを搭載したスポーツモデルという位置づけと考えられていたが、サーキットやワインディングで走らせてみたら予想していたより速い!

こうなると「じゃ試してみようか!」となるのが今のトヨタの面白いところ。昨シーズンはラリー仕様を作って参戦したところ、グラベルのラリーカムイでGRヤリスより速く、クラス優勝してしまった! GRカローラの開発チームは大盛り上がり! 当然ながら「もっと強いクルマにしよう」となる。

1年目は締結ボルトの強化だけだったが、今回の改良を見たら最大トルクを40.8kgmに上げたほかサスペンションの取り付け位置まで変更してきた。改良の目的は「過渡特性の改善」である。例えば滑りやすい雪道を歩く時は、人間もそっと着地し、徐々に荷重をかけていく。クルマも同じで接地荷重は少しずつかけていった方がコントローラブルだし扱いやすくなる。<続きを読む>

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