国際基準の燃費計測方法も実燃費には近づかない?
「自動車のカタログに記載されているJC08モードの燃費は実際の燃費と違う」とよく言われるけれど、比較データなのでやむをえない面も持っている。
例えば「性能比較のためAというサーキットのラップタイムを表示してよい」となった場合、自動車メーカーは一流ドライバーのタイムを表示するだろう。平均的なドライバーだと出ないタイムだ。「普通のドライバーを使えばいい」みたいな意見も出るだろうけれど「普通」という基準が難しい。
燃費だって同じ。JC08という測定方法を定めてあるなら、当然の如く燃費走行の達人が計測を担当する。普通のドライバーだと不可能な燃費になってしまう。そこで2018年10月以降、状況を少しでも改善させるべくJC08に代わり『WLTP』という国際ルールの燃費基準を取り入れることになった。<続きを読む>
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