最近のトヨタ車はなぜ急に世界規模で売れるようになったのか?
トヨタのクルマ作りを示す言葉に「80点主義」がある。本来はユーザーにとってひとつでも劣っている点があってはならない、つまり欠点がないクルマ作りといった意味だった。しかし、ここ数年でそんなトヨタのクルマは(とりわけ2015年の現行型プリウス発売以降)急激に変わり、そんなイメージも大きく変化しつつある。なぜ、トヨタ車は急激に良くなったのか?
ひと昔前まで――というか豊田章男社長が就任するまでトヨタのクルマ作りと言えば「金太郎飴」とか「80点主義」。はたまた石橋を叩い渡るじゃなく「石橋を叩きすぎて壊す」といった方向性だった。実際、個性的なクルマは少なく、たまに出たとしても思い切りが足らず、セラやWiLLのように販売面で成功していると言えなかった。<続きを読む>
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