私がCOTYでプリウスに10点を入れた理由を
今回もおそらく次回も、日本だけでなく世界の自動車産業がカーボンニュートラル時代へ向かう「変革期」ということを感じさせる日本カー・オブ・ザ・イヤー(以下「COTY」)選びになると考えます。あらためて説明するまでもなく、エンジンを積んだクルマはハイブリッドやPHVを含め、遅くとも今後十年くらいしか販売出来なくなるだろう。
となれば、今から開発したって10年ほどしか製品寿命がありません。新しいパワーユニットを投入するメーカーなど出てこないかと。かといってエンジン車のような使い勝手やコストパフォーマンスを持つ電気自動車が出てくるのは、これまた世界規模での自動車産業の動きを総合したら早くて2026年頃という状況。逆に考えると、次世代の技術が出てくるまでは、デザインを含めたブランドイメージで勝負していくしかない。
デザインが悪くて企業イメージの薄いモデルは厳しい戦いになることを意味する。それがわかっていないメーカーは、売れ行きを落とす。早くもその兆候が出ており、直近の納期を調べると、プリウスもアルファード/ヴェルファイアも需要が爆発しており(欲しい人が多いということ)、受注を停止しているほど。「10ベスト」に残ったクルマの中で圧倒している。<続きを読む>
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