絶好調に見えるトヨタの社長交代、なぜ今なのか?

企業にとって社長交代の発表はトップシークレットとはいえ、業界のなかに居るとある程度タイミングなど動きが解る。しかしトヨタの社長交代、誰も予想出来なかったと思う。社内の動きを一番知っているトヨタの広報部門ですら、15時30分に出されたリリースを見て驚いていたほど。というのも豊田章男社長体勢を続けても問題無いばかりか、ますます好調。社長交代の理由無し。

ただ内山田会長辞任のタイミングで社長交代するという動きは予想出来ていたし、後任が佐藤恒治さんになるんじゃないかということも推測していた。驚いたのは時期です。ここ2、3年の豊田章男さんを見ていると意欲的だし、自動車産業全体を見据えた意見発信も活発。レースやラリー活動だって盛んだった。私を含め、もう2年くらい社長を続けると皆さん思っていたことだろう。<続きを読む>

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2 Responses to “絶好調に見えるトヨタの社長交代、なぜ今なのか?”

  1. アミーゴ5号 より:

    モリゾウさんのコメントで最も唸ったのが、トヨタが目指すモビリティカンパニーについてです。「自分はクルマ屋だから」と、今後の「モビリティ」に対する自分の限界を認めたこと。いやもう、ホントに凄いと思いました。

    個人的に、地球にはスーパーセレブ人が二人いると思っています。モリゾウさんとビル・ゲイツさんです。

    おふたりは超お金持ちなのに、会社や社会、庶民のために全力で奉仕する。世の中一皮剥けば、セレブ風の金の亡者(ゴーン等)や聖者風の自分カワイイ(政治家等)ばっかりですからね。

    お二人が手を組んだら、地球規模で凄い人達が集って、宇宙規模で凄いコトができるのではないかと、それこそ勝手に妄想しております!

  2. z151 サンバー愛好者 より:

    よく知らない人でも「トヨタの社長はトヨタさん(実際にはトヨダさんなのですが)」あれだけ有名な企業だし、社長の名前としてこんなに認知されている人も珍しいと思います。
    …あ~それ言っちゃうとスズキの社長もスズキさんなんですがこっちはあんまり顔と名前が一致しない例なのかも。

    閑話休題。

    トヨタ社長交代のトヨタイムズ観た時に率直に申し上げて一抹の寂しさを感じました。
    全然関係者じゃないのに。(笑)
    モリゾウ氏の時代があと10年続いても不思議に思わないのは私も同じような気持ちです。
    でも佐藤新社長にバトンタッチする。
    どうなっちゃうの?って不安と私と同世代になる新世代への交代という期待。

    タイの耐久レースで「佐藤君、社長やってよ!」って頼んだって国沢さんもその近辺に居たってことですね。
    歴史の転換点に立ち会っていたのかも。
    社外の人達が居る中でそんな重要事項が漏れるようなこと、まさかまさか起こらないとは思いますが。

    何か感覚がおかしくなっていて、社長って引責辞任か体調不良になるまでやるもんだというイメージが刷り込まれているせいでまだモリゾウ氏の社長交代が消化できないけど、これが本来の継承なんですよね。

    社長業を離れることでFIAの役員にも本腰を入れられるし、経団連会長への道も開ける。そうでしょうね。
    何ならWRCのルーキーテストだって受けられそうです。(笑)
    どういうモリゾウ氏になられて行くのか?楽しみにしたいと思います。

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