考えれば考えほど理解出来ない日産と三菱の提携
日産による三菱自動車の救済策は、多くのメディアが「両社にとって大きなメリット。一件落着」として伝えている。しかし。2000年に行われたダイ ムラークライスラーと三菱自動車の提携後の動きをじっくり見てきた業界人の多くは「そう簡単にいかないだろう」と口を揃えて言う。そもそも2370億円を 投じて34%の株式を買うという内容、奇しくもダイムラークライスラーの出資額&出資率とほぼ同じ。
本日の記者会見で発表された提携のメリットも、2000年のフラッシュバックのようである。当時、提携した企業が離散するという状況が一般 的でなかったこともあり、多くのメディアが納得して好意的に報じたことを思い出す。御存知の通りわずか5年間でダイムラークライスラーは三菱自動車の株式 を手放し、別れてしまった。提携後も三菱自動車の体質を変えられず、再びリコール隠しをしたからだ。<続きを読む>
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