良いクルマながら地味な存在になっているレイバックをSTIパフォーマンスパーツで仕立てたら……
「レヴォーグ・レイバック用のSTIパフォーマンスパーツが発売になったので試乗してみてください」。スバル「レイバック」登場の時に書いた通り、このクルマ、歴代スバルの中で最も上質な足を持っている。なのに少しばかり地味なのかスバル応援団の皆さんもあまり話題に上げない。クルマって目立たないとお客さんに忘れられちゃいます。
ということでSTIがパーツを出してきたのだった。全体のイメージはSTIパフォーマンスということで、スポーティな方向になっています。個々のパーツを見ると、エクステリアの目玉は「エアロパッケージ」。そして1800ccエンジンの持ち味(昔ながらの不等長エキマニ)を活かし、スバルサウンドになるマフラー。さらに走りの味をさらに引き上げるべく「フレキシブルタワーバー」と、前後の「フレキシブルドロースティフナー」でシャッキリ感を出す。
エアロパッケージはフロントとサイド、リア下回りにルーフというフルスペック。STIの説明によれば空洞実験まで行っており、キッチリ数値を向上させているという。なかでも効きそうなのがボルテックスジェネレーター付きのリアスポイラーだ。フロントエアロの整流効果もあるだろう。機会あったらぜひ標準モデルのレイバックと乗り比べてみたいと思う。
マフラーは明確に「いいね!」。今や騒音規制が厳しいため絶対的な音量こそ上げらないものの、アイドリングと、走り出して20~30km/hまではスバルサウンドを楽しめる。「さすがメーカーのパーツですね!」と感心したのは、普段なら絶対的な音量は大きくなっておらず静かなこと。深夜や早朝でも近所に迷惑を掛けずに済む。次はスピーカーで車内に流して欲しい。
街中から高速道路、様々なタイプのワインディングロードを走ってみたが、やはりレイバックの走りの味は素晴らしい!乗り心地は良いし上質。ステアリングフィールだって良い。STIパフォーマンスパーツの味見と言うことで、少しペースアップするとリアサスの落ち着きが足りなくなってくるけれど、減衰力を上げてリアシートの乗り心地が悪くなるのなら、このままを望む。<続きを読む>
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