5年前に起きた東名道のあおり事故、被告は無罪を主張! 残念ながら無罪になる可能性高いと思う
5年前に東名道で発生した「あおり運転」から始まる家族4人の死傷事件を覚えているだろうか。この事件をきっかけに「あおり運転」について、さまざまな論議を引き起こした。警察と検察は、後述するとおり、なぜか『危険運転致死傷罪』を適用している。裁判員裁判で1度は謝罪した被告ながら、差し戻し後の裁判で「事故になるような危険な運転をしていない」と述べ、無罪を主張し始めた。どうなっているのか?
まず、今回の事案に『危険運転致死傷罪』を適用することは最初から無理があったと思う。この罪、重罪ということから極端な速度違反など危険運転のパターンを明確化してある。そのなかに「高速道路で後続車を停止させる」というパターンは入っていない。純粋に法律を解釈すると、被告側の主張どおり「危険運転致死傷罪が適用されるような危険な運転はしていない」ということになる。法律というのは拡大解釈すべきじゃない。それをやったら法律なんて意味を持たないですから。<続きを読む>
<おすすめ記事>