総合火力演習2010その2

昨日の失敗を猛省し、今日は新宿7時20分発のあさぎり号で御殿場へ。9時到着。富士急大もうけの満員シャトルバスに乗って(往復1100円)演習場に到着すると、まだ座れるスペースが残ってました。昨日に続き天気も良く(良すぎて汗がダ〜ラダラ出ます)、10時10分の演習開始を待つ!

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これだけ納税者が集まれば意義あるでしょ

最初はF2戦闘機の爆撃デモ。空自も陸自のイベントで目立っちゃイカンと配慮したのだろう。フライパスは2回。しかも高々度。「あらら?」。拍子抜けから本格的な演習が始まるのだけれど、仕事柄、いろんなことを見ちゃいます。最も興味深かったのは、こういった訓練で発生するミス。

総火演は陸自最大のイベントとあって訓練も入念に行うだろうし、隊員もえり抜きだと思う。いろんな意味で実戦より良い条件かと。しかし! 最初の「あら?」はチヌークから降ろした偵察用バイクのエンジンが掛からなかったこと。遠かったため車種は不明(以前はホンダだったけれど最近カワサキに変わりつつある)。

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チヌーク(CH-47J)

されど2万人+上官+防衛大臣の前でキックを下を見て50回! 結局掛からず、押しての退場となりました。本来4台で行う偵察能力の25%を失ってしまうのだから厳しい。実戦だったら25%の未探索領域を残してしまうことになります。こらもう隊員でなくバイクに問題ある。整備班orメーカー担当者丸刈りか?

二つ目は「指示が守れてない」。実弾を発射する際は赤旗。それ以外は青旗を出すという指令を受けていたのに、5台中1台だけ赤旗出しっぱなしの装甲車がいました(退出時まで赤旗のまま)。これ、周囲から訂正や注意が入るシステムを持っていなかったということです。車長丸刈り?

90式戦車の一斉射撃も1両だけ遅れた。2発目は1発目よりもっと遅いタイミング。下の動画を見ていただきたく。実戦だと様々な問題が出てくるんじゃなかろうか。こういったトラブル、出ることに意義がある。緊張感の高い今回のような演習でトラブル出れば、抜本的な対策も出来るだろう。

みんなの前で失敗した隊員やチームなどは後でどうなるのか少し知りたいです。ただ空挺部隊の精密な着地に観客大拍手! 射撃の正確さなど驚くばかり。特に戦車の射撃が凄かった! 花火の3尺玉より迫力あるし。やっぱし戦車って陸軍のカナメなんだな、と納得。デビューしたての10式は姿見せず。

その他、ミサイルの飛翔(撃ったばかりは上向いてる)が見られたり、アパッチロングボゥの30mm機銃掃射を見られたり。社会勉強にゃ素晴らしい機会かと。帰りは御殿場でツベたい生ビールなんか飲んじゃってあさぎり号で帰京。渋滞に泣かされた昨日と全く違い快適でございました。

・人世の最終コーナーを更新しました。うなぎ屋に危機が迫ってます。

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1 Responses to “総合火力演習2010その2”

  1. メタブラ より:

    丸刈り(爆笑)
    兵器好きの場合
    自分の払った税金は全て自衛隊で使われている!
    と思うと気分良く税金払えます。(笑)
    確かに戦争等でも在庫の期限切れに近い弾薬から使うでしょうから
    表に発表されている金額程掛かっては居ないのでしょうね
    使わなければ解体処分費用が出ますし・・・
    演習で花火大会をやってくれるのが平和的で良いですね

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