イナダまだか?
人間誰でも40歳代から鬱病になる素地を持っているそうな。30歳代まで多くの希望を持てるものの、40歳代になると上に進める一部のヒトを除き先が見えてしまうからだと思う。猛烈に忙しいと鬱になることを忘れてしまうものの、昨今のように良いニュース無いと相当厳しいんじゃなかろうか。
キョウカイの同業者に会う度に皆さん「厳しい」と言う。なんたって仕事の場である雑誌が次々と休刊してしまうのだからどうしようもありません。しかもヒョウロンカという職業、つぶしは全く利かない。もちろんビジネスセンスのあるヒトだと、こんな時期でもキッチリと利益を上げてますけど‥‥。
私の場合、借金無し。コドモは2人とも独立出来たので、何とかやっていけるが(うなぎ屋のみ肩にのしかかってますな)、総じて大変だと思う。しかも2〜3年スパンで考えても明るい状況無し! それでも皆さん自動車メーカーや雑誌の売れ行きについてヒョウロンしちゃってるあたりが面白い。
ビジネスモデルが思いつかない、と言い換えてもよかろう。自動車雑誌の販売部数を増やせれば明るさも出てくる。されど38歳以下のヒトはクルマ雑誌を買ってくれない。彼らに聞くと「必要じゃない情報が多く含まれているから」だという。彼らの多くはクルマ全般が好きなのではなく、非常に狭い範囲の趣味なのだ。
すなわち「F1が好き」とか「インテのタイプRが好き」とか「カウンタックが好き」といった具合。限られた世界で楽しめればいいワケです。大海に出て苦労するより、井戸の中で快適に過ごす方がいい、ということ。確かにこのコンセプトなら、出世や将来を考えなくていいから鬱にならないかもしれません。
ということで38歳以下のヒトは私たちの顧客になってくれそうにない。でも数少ないながら、若い世代にも私たちと同じタイプのクルマ好きが存在してますね、とうことを最近感じるようになってきた。そして10年もすれば、この世代が日本の自動車産業を引っ張って行くチカラになる。
朝から原稿書き。お昼に終了! 今回も四万十市のファミレスや平塚のマクドナルドで原稿書いたり綱渡りで御座いました。夕方、1時間ほどフネ出して索敵(イナダの鳥山探し。そろそろシーズンインなんですけど)するも、東からの爆風にかわいがられたのみ。大荒れでした。
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40歳ぐらいになると社会の中での自分のポジション(評価、地位、年収など)が決まってしまうから、昔から不惑=40なのはもうあきらめてそこで一所懸命にがんばれという意味だと50代になって分かるようになりました。