レクサスLC500、あらまの良いクルマ!(18日)

LC500に試乗した。詳細は近々紹介します。最近国沢はレクサスの悪口ばかり書いてると言われているけれど、こらもう仕方ない。厚化粧のトヨタ車をBMWのネダンで売ってるからだ。乗り心地だってガタガタ。ホメどころなし! ということでLC500はどうなるか大いに楽しみでした~。

するとどうよ! 今までになくお金掛けている。ブレーキ見たらアドヴィックスの6ポット対向ピストン。走り出すと、GRMN86に似てる乗り心地。どうやらKYBの高価格品で、こいつはトヨタじゃ使っていない。実際、今までのレクサスと全く違うレベルのクルマである。トヨタデラックスじゃなさそうです。

数少ない「う~ん」は欧州車だと必ず左右2カ所に付くボンネットキャッチャーがトヨタと同じく1本しかないこと。理由を聞いてみたが、けっこう複雑なものらしくハッキリせず。根っこはV8のアイドルストップが付かないのと同じか? 走ってみると、気になる人はボンネット動いてるのが解ります。

また購入を考えているなら、タンのインテリアは熟考を。写真のように映り込む。世界的にこの色の内装は映り込む。レクサスの開発チームに聞いたら「割り切りました」。その替わりオシャレです。高級車にはこういった”イキオイ”が必要だと思う。輸入車などで慣れている人にすすめておく。

なにより驚いたのが少量の高品質車を生産する元町工場のライン。何と! 1セクション20分の長い工程を(普通は1セクション2分程度)皆さん声を出しながら丁寧にトルク管理など行い組んでいる。これほど充実した生産ラインは見たこと無いです。少なくとも作りの技術レベルはポルシェやベンツに負けてない。

LC500のラインを見てると、やがてGRMN86のような日本離れした乗り味のクルマを普通に作れるかもしれませんね、と思った。考えてみたら本来レクサスが既存の日本車よりレベルの高いクルマ作ってドイツ車と勝負するというコンセプトでしたね。トヨタデラックスばっかり作ってたのですっかり忘れていた。

トヨタ車より高い分を部品に使い、丁寧に作り込めば、きっとドイツ車に負けないクルマが作れるようになると思う。LC500はそのスタートになるか? NXやRXなどガタガタの安っぽい乗り心地のSUVも、LC500のようなクオリティを持たせてきたなら魅力的。次回作はLS。果たしていかに。

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