マツダやホンダの根暗さはどこからくるのか?(28日)

トランプ大統領を巡る話題で、反応が大きく二つに分かれるようになった。厳しいビジネスをしたことのない人と、ある人である。無い人は正論で押し通せると思っているらしい。甘やかされた子供は大人に泣きながら殴りかかってくるけれど、厳しい環境で育ったなら大人に絶対勝てないことを知ってます。

そもそも日本は法律的にアメリカの下にある。日本国憲法の上に日米地位協定があるからだ。民間の大学に米軍機が墜落したって、警察すら入っていけない。経済面から見たって同じ。アメリカ大統領に逆らったら、必ずや報復を受けることだろう。日本に出来ることは「自分が犠牲にならないようにする」こと。

建機で世界2位のコマツ社長は「ビジネスの世界では政策変更などあたりまえ。そんなことに振り回されていたら生き残れない」と日頃から言ってるそうな。デトロイトで発表したトヨタの対米戦略も「敗北だ」とか「権力に屈した」なとど書かれているけれど、アメリカのことを全く知らない経験不足のメディアです。

むしろこんな状況だからこそ自動車に対する「夢」や「華」が必要だと思う。下の動画はモンテカルロラリーでデビューしたフィアット・アバルト124。走りを見れば解る通り、難しいコンディションの中、後輪駆動で頑張ってる。残念なのは「なんでこのクルマを作ってるマツダでなくフィアットなの?」ということ。

マツダは絶対負けないワンメークレースしか興味ない?

マツダの暗さがハッキリ出てます。リスクを取らない企業に夢も華も希望も無い。リスクといったってせいぜい1~2億円単位の出費。「ル・マンにロータリーで出場して優勝してほしい」ってことでなく、とにかくチャレンジする姿勢が欲しい。この暗さが続く限り、マツダのブランドイメージは良くならないだろう。

ホンダも暗い。というかちっさいです。下の記事、660ccエンジンで最高速421km出したというチャレンジについての紹介なのだけれど、これをホンダはヒッソリとやった。楽しいことをやるのだからメディアに情報を流すなど、みんなで共有すればいいと思う。こらもう担当者の人物のサイズです。F1だって同じ。

ボンネビルで最高速チャレンジ

今シーズンはけっこう期待出来るらしい。2月下旬にスペインのカタルニアで行われるプレシーズンテストでハッキリすると思うが、もしかしたらメルセデスの背中も見える? これまたモータースポーツの担当者は情報を外に出したくないようなのだ。ホンダという企業姿勢、本来ならお祭り大好きで明るく派手なのに‥‥。

マツダもホンダも、このままだとイケイケドンドンのトヨタに置いていかれ、100周年でお祭りしようとしてるスバルや、とにかく「やっちまえ!」と言ってる日産に美味しいトコロを持って行かれると思う。マツダなんかあんな素晴らしい自動ブレーキや4WD技術持ってるのに、ほとんど話題にならない。暗いのは損です。

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