佐々木監督
振り返って見ると なでしこ のコトが余程気になっていたのだろう。ツイッターをチェックしてみたら、17日前から「応援しに行きたい」と書いている。ドイツの滞在を少し延ばせばよかったかな、と反省しきり。菅さんがなでしこの粘りに感銘し「自分も!」みたいな雰囲気になっている気がしてならない。
昼過ぎ、移動中にTBSを聞いていたら、恵というキャスターが なでしこ の佐々木監督に電話インタビューしようとしていた。現地は朝5時。果たして第一声から充実した般若湯修行の素晴らしい仕上がりぶりを匂わせる。よくこんな状態の人を生のTV番組に出すな〜、とディレククターの度胸に感心しきり。
スポーツをやったことがあり、目標を達成した時の炸裂ぶりを知っている人は、世界一になった夜がスンゴイ状態だと言うことなど容易に予想できる。WRC終わった日の夜なんかカラオケ屋さんの廊下を自転車走ってますから。案の定、佐々木監督は酔っぱらいのヲジサンになってました。クルマの中で笑った笑った!
シラフの時はマジメそうな人なので、後でTVの録画見て「やっちまった!」かと。それにしても恵というキャスターの「勝てるかと思ってましたか?」という超陳腐な質問に対し「勝てると思わねぇで監督なんかやってられるかよ〜」と答えたの、素敵でした。多くの国民は佐々木機監督の気持ちがよ〜く理解できます。
厳しいうなぎ屋修行終わった後『コクリコ坂から』を見に行く。団塊の世代にとっちゃ辛抱タマラナイ「懐かしい風景」なんだけれど、もう少し画の枚数を増やしてくれないと厳しい。滑らかに動く『風の谷のナウシカ』や『ととろ』と同じプロダクションの作品と思えぬ。TVマンガと同レベルです。明らかに手抜き。
スタジオジブリの作品は一作ごとに質が落ちていく。日本を代表する文化だと思っているだけに残念でならない。コクリコ坂は海外どころか日本でも厳しい評価を受けるだろう。『紅の豚』のような宮崎駿監督の力作に期待します。紅の豚、JALの機内で見たのだけれど、始まった瞬間から美しい絵に感動しちゃいましたから。
100mを12秒以内で走るには才能が必要。普通の人がどんなに努力しても無理だ。「努力すれば何でも出来る!」という団塊の世代の価値観は、時として人に厳しい。本人が気づかなければ(普通は解るけれど団塊ジュニアは可能性を信じる傾向)誰か引導を渡してやらなければならないと思う。
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なでしこジャパンの優勝に肖りたい菅さんは「私もやるべきことがある限りは、諦めないで頑張らなければならないと感じた」と国会で答弁。
これをぐぐると、賛同する意見は皆無で「お前は諦めろ」というツイッターばかり出てきます。
更に、「なでしこジャパンに総理大臣顕彰授与を検討」ということに対して、「政治利用するな」「汚れる」とかいうことがささやかれてます。
そもそも、野党ばかりか、足元の民主党議員からも即時退陣を求めらている方に、こういう賞を与える資格があるのでしょうか?
総理大臣顕彰授与は是非次の総理大臣にやって頂きたいです。
自分は師と仰ぐ方の
「才能より人格」という言葉を
大切にしています。
宮崎監督の表現したかった事はもう「紅の豚」辺りで尽きているように思います・・・
「もののけ姫」以降は絵の美しさばかりに拘ってストーリーがだんだん陳腐に・・・
最近に至っては、もう元ネタを外部に求めて凡作を連発、とっくに表現したい情熱はスッカラカンになっているものと思われます。
あまりにも感動してしまい、映画館で2回見て、ビデオを入手して連続10日間毎日見た「ナウシカ」が私のジブリ作品評価の頂点です。
それにしても、表現したい事が湯水のようにあふれ出てパワー有り余る頃には制作費が厳しく、制作費を湯水のように使えるようになる頃には表現したい泉が枯れてしまうと・・・なかなかうまく行きませんね。
前回の作品で実の親から酷評されていることは本人も重々承知のはず。名監督の息子というのはネームバリューになりうるということです。敏腕プロデューサーのなせる技ですね。
前回作品の続編でリベンジして欲しかったですし、小出しにするよりもオリジナル長編作品にこだわって欲しいと思っています。
現役時代のアントニオ猪木が「勝負する前に負けること考えるバカが居るかよ」と言ったとか・・・勝負師ならたいていそう考えていると思います。
ジブリ作品は私も好きですが、宮崎吾郎の作品は見たことないですし、見る気はしないですね。テレビ放送されたゲド戦記がハードディスクの中に残ってますが容量の無駄なので見ないで削除しようと思っています。
澤 ナウシカ とググルとちょっと面白い情報がヒットします。ただ私としてはちょっと複雑な心境です。