兵隊さん不足をどうする?(15日)
安保法案が衆院の委員会で強行採決された。羊のような日本人ながら、国会周辺に6万人とも言われる人が集まって抗議活動している。安保法案はすぐ戦争をするという内容でこそないものの、間違いなく一歩近づく。ケンカ上等のアメリカの子分になる自衛隊の武器が人に向くことだって大いにありうること。
このあたりを敏感にかぎ取っているのだろう。そもそも自衛隊は高齢化が大きな問題となってきた。平均年齢を見るとジワジワ上がっており、平成23年度で35,8歳。興味深いことに他の社会と同じく31~41歳が極めて少ないため、30歳以下の若手か、42歳以上のベテランというイメージ。5年もすれば確実に足りなくなる。
そもそも50歳になって管理職でもない自衛官が現場に行っても辛いだけ。他の国への世間体もあるから出さない。となればすぐにでも人手不足になってしまう。この点、安保法案大賛成の人に聞いても、納得出来る答えは返ってこない。スイスや隣国の韓国、タイのように兵役を義務づけることになるかもしれません。
そういった意味では現在小中学校に通っているコドモ達や、その親だって考えなければならないこと。兵隊さん不足は、戦争するしないに限らず必ず問題になる。新国立競技場とは比べられないくらい自分達の子や孫に大きな影響を与える法案だということを認識すべきだと考えます。羊のような日本人どう出る?
将来などあまり考えなくて良い補助金漬けの高齢者の皆さんが自民党をガッチリ支えている。この構造を変えない限り、正攻法で戦いことなど出来まい。期待したいのは、若い頃、徹底的に弾圧されて負けた全共闘世代の先輩方の頑張りだ。社会人をご卒業になった方であれば自由に使える時間もあるだろう。
メディアによって安保法案を取り上げる時間や姿勢が違う。ほとんど取り上げないメディアもあれば(ちょうど台風が来てるのでソチラばかり)、デモ現場から生中継するメディアもある。こういった報道内容を見ると、メディアが公平じゃないことがよ~く解ります。反対デモ、今後広がっていくだろうか?
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