帰りもバイク! 最初は楽しかったけれど途中から雨! またしても人生の反省を!

旭川からの帰りは相棒がCB1300SB(スーパーボルドール)になります。このバイク、CB750から連綿と続く並列4気筒搭載の象徴的なモデル。ライディングポジションを始め、先日までミッションも5速だったりするなど、新しさとクラシカルが混じった”オートバイ”らしいモデルであります。エンジンも低回転から太いトルクを出すなどロングランにゃぴったり。

なるほど旭川を出て12号線を札幌方面へ。神居古潭を過ぎて南に進路を変え、芦別に向かって走っているあたりまでは良かった。エンジン特性は素晴らしい! 6速入れっぱで50km/hから加速する。燃費も20km/Lくらい走ってます。何よりエンジン音が素晴らしい! やっぱし4気筒ってこうじゃなくちゃ。乗り心地ドッシリしており抜群。ゴキゲンでございました~。

しかし! 気がつけばヒザが固まっている! バンク角を稼ぐためペダル位置は新世代バイクと同じく路面からけっこう高い。ただ新世代バイクだと比較的後方にステップ位置あるも、CB1300はクラシカル。一方、シート高を足つき性良くするため低くしてます。どうなるか? 身長183cmだとヒザが常時130度以上曲がった状態になってしまう。こらキツいっす! 

もし大柄な人がCB1300を買うなら、即座にシートを海外向けなどに交換することをすすめます。30分以上乗ってると足がシビれて動かなる。今回はシート変えられないため、10分毎くらいにステップに立ったり足を伸ばしたり。そいつを除けば楽しいツーリングだ。芦別を過ぎたあたりに廃線となった三井芦別鉄道のDD501が鉄橋の上にオブジェとして置いてあったのでパチリ。

すでに山の中は秋が近づいている。葉っぱの色が変わりつつあり、あと2週間もしたら華やかになってくることだろう。それにしても北海道は素晴らしい! 神居古潭から60kmくらい走ってきたが(下は桂山湖)、交通量”ほぼ”無し。WRCドイツで「ドイツの道は信号無くていいなぁ」とシミジミ思ったけれど、このあたりは全く負けていない。ただ天気怪しい。しくしく。

見た感じもシート低すぎ~

ハンドリングは懐かしい感じ! 基本的にコーナーでも起きようとする。深くバンクさせようとしたら、けっこう「よいしょ!」。さらにバンク中、道路のデコボコを通過するや車体は起き上がろうとする。起きると曲がらなくなるから、そいつも身体をイン側に入れてねじ伏せて寝かす! 柔道で言えば常に寝技だ。男っぽい豪快なバイクですね! 楽しい!

楽しんでいたら、夕張の手前で本格的な雨になった。バイクに乗る回数は超少ないのに、そんな時に限って雨! 今日だって雨の確率低かったですよ。文句言いながらカッパ着て走り出すと、案外悪くなかったりする。むしろ「雨の日こそバイクの神髄が解るな!」。結果的に全行程の半分以上が雨でした。山の中を濡れながら走ってると、人生の反省は一段と深くなる。

夕張で美味しいメロンを食べようと思っていたが、激しい雨で断念。かといって夕張から高速で苫小牧というのも、せっかくの北海道だからもったいない。濡れ鼠のまま日高方面の穂別を目指す。この道も交通量”ほぼ”無し。信号無し。することもなし! ヒザが相変わらずしびれるのみ。客観的に見たら辛そうだけれど、本人はけっこう充実感あり。これがバイクです!

平取から鵡川に出て遅い昼ご飯食べ、少し早めに苫小牧に着いちゃったためイオンモールで暇つぶし。旭川から240kmでした。天気良ければ近所を走りに行ってもよかったが、バイク乗りは雨だと尻尾巻いてコーヒー飲んでにょろにょろしてるのが1番似合います。帰りも苫小牧港から『さんふらわあ ふらの』。乗っちゃえば御飯食べてお風呂入って飲んで起きたら金華山沖だ。

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