文化は宗教まで越える

文化(趣味)は国や言葉、宗教、職業の違いを容易に超える。ラリーで世話になっている小沢さんなんかタイ語が全く出来なくても4人のタイ人を手足のように操り、ヒまな時間には大笑いしながら遊び(大きなナゾだったりして)、神様のように尊敬されています。ここにタイ語出来ない植草君も混ざってる。

以前、アメリカの乗り合い釣り船でイギリスから来たという釣り好きと隣り合わせになったことがある。最初、お互いのウデを探り合い「こいつはホントの好きモンだな」と解った途端、イッキに仲良くなった。語彙が少なくても専門用語なんかたかが知れてる。サカナの釣り方だって基本的に同じ。分かり合えるのだ。

もちろん理想論にゃならぬ。ダイビングに行った、と思って欲しい。同じガイドの下、始めて出会う8人くらいで潜るような場合、最初はお互い挨拶しつつ探り合いが始まる。猛烈にダイビング好きで、たくさんの修行を踏んできたダイバーは、放っておいても仲良くなる。初心者も仲良くなる。問題はその中間の人達。

修行途上にあるため、初心者に冷たく上級者に食ってかかろうとする人が少なくない。楽しもうとしている同行者を大いにシラけさせてしまう。こういう人達ばかり集め「適当に遊んでね」と投げるのも一考ながら、彼等も2対1とか3対1になってしまうと、叩かれる方がかわいそう。趣味や遊びじゃなくってしまう。

これをうまくまとめ、楽しいダイビングに出来るかどうかは、ガイドと、参加メンバーと、当事者の人格でございます。私は公務員に厳しい。なぜかと言えば、私らの税金を使っているからだ。自分で稼いだお金(企業)なら、人に迷惑を掛けない限り、どんなお金の使い方をしてもいいと思う。

でも役人はそうじゃない。常にエリをただす気持ちを持って欲しい。ここまでは原則論です。役人の中にだって良い人がいる。一生懸命の人も少なくない。少なくとも私のWebを見に来てるような人は良い人だと信じてます。いろんな場面で「私は国沢さんの嫌いな公務員なんですよ」と言われることも多い。

私と話をした公務員の方は解っていただけると思うが、今までクルマ好きを職業によって分けたことなど一度もない。さてさて。最近公務員の読者の方をバッシングするコメントがいくつかあった。クルマが好きな仲間なんだから、本来なら「そんなこともあるのね。でも私らこうなのよ」くらいになるべきです。

言い争いになってしまう理由は3つ。ガイドの経験不足か、ベテランの同好メンバーが争いを無視しているか、当事者の社会性が低いか、かと。今後コメント欄でモメたら、1)ケンカ売るコメントを削除する。2)ベテランが諫める。3)当事者が「上級者になるための道」と考え人生修行の一環として頑張って貰う、の3択にしたい。

とりあえず2)によって3)を期待し、それでも厳しいようだと1)で攻撃性の高い人にお引き取り願おうと思っている。お互いの顔が見えないネットには(ましてや今回当事者の一人は本名で頑張ってる)必要なルールだと考えます。こういう時こそ「仲間に入って欲しくない人」を見つける良い機会かもしれない。

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5 Responses to “文化は宗教まで越える”

  1. Tomi@群馬 より:

    ほかの掲示板でもそうですが、そこの主(あるじ)に
    変わって他の発言者を、真っ向否定する人がいます。
    (喧嘩を吹っ掛けている!!)
    少なくとも我々ここに集まる者は、あるじにお許し
    を頂いて発言出来るものと思います。
    あるじに、交通整理を委ねる事が必要と考えると
    共に、言いっ放しを防ぐために本名での発言も必要に
    なって来るのかとも思いました。
    (小生も匿名で出てますが、分かる人には素性が
     バレているのでしょうけれどもね。)

  2. applefanjp より:

    以前も書かせていただきましたが
    掲示板などにおいて
    批判に過剰なまでに反応する人が多いようです。
    それもあまり反論できないことを見越しているといいますか…。
    Tomiさんも書かれているように
    この掲示板は少なくとも師匠のサイト。
    その場や我が身等をよく振り返って
    下にある「確認」を押して、
    自分の文章を受け止める人のこともよく考えて
    投稿したいものです。
    もちろん、自分は、今から「確認」をクリックします。
    追伸
    何だか数日前から怪しかった腰をやっちゃいました。
    明日は病院です。顔もまともに洗えず、靴下履くのも一苦労。
    参った!

  3. 94CB400SF より:

    最近「他人を攻撃、やっつけることで自分の存在価値を確認する人間が増えてきている。」と雑誌で読みました。
    なるほど!と思います。国沢さんもおっしゃっているように、自分と違う意見を許容できない、自分と同じような感覚の持ち主とだけ仲良くするような人がまわりにもたくさんいます。
    以前も公務員ネタでずいぶんと盛り上がったことがありました。そのときは「2ちゃんねるみたいな書き込みはやめるべき」と書き込みました。
    自分は国沢さんのサイトでいろんな情報をいただき、それに対する読者の方々の意見などでも勉強になると思っています。
    ネット上で個人にむけた論争などはやめてもらいたいと思います。攻撃する側は気分いいかもしれませんが、読んでいて「なんだかなぁ〜〜」という気分になります。
    ネット上だからこそいつもよりまして良識、常識をもっていきたいものです。

  4. Tomi@群馬 より:

    applefanjp様
    ご自愛を。
    小生、椎間板ヘルニア持ちです。
    20年前に保存療法という事で、1ヶ月半、
    病院のベットに縛り付けられてました。
    ですが、おかげ様で今でも不自由なく生活できてます。
    (バイクにも乗れてますので。)
    ここに来て、愛車('02式、ゴルフⅣワゴンE、走行
    13.2万km)に不調が見られ、修理見積もりを見て…。
    とうとうゴルフⅥヴァリアントコンフォートライン、
    認定中古('10式)の導入を決断しました。
    これで大きなバイクは、遠い彼方へ…

  5. Rotarycoupe より:

    ジェネレーションギャップについての個人的な悩み。
    それは、知らないことが恥ずかしいかどうかです。
    私の上の世代は、知らないことは恥ずかしい、知っている人は偉い!という感覚。下の世代は、知らなくても調べればよい、デジタル機器を駆使して調べる方法を知らないことこそが恥ずかしいと思っています。
    知らないことを恥ずかしいとは思わない人に、知らないことは恥ずかしいと思う人が諭しても、効果ないですよね。
    「この人は私に悪意を抱いている」と勘違いされて逆恨みされるのがオチです。
    大切なのは想像力じゃないですかね。
    ブラインドコーナーを同じように走っていても、先の見える人もいれば目の前しか見えない人もいる。
    ネットの世界では、皆さん達人のごとくブラインドの先を見据えましょうよ。
    今日はちょっと呑み過ぎました。ゴメンナサイ。

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