新型カローラセダン、カッコは良い。日本で売るなら価格が重要(18日)

新しいカローラ・セダンがアメリカと中国でほぼ同時に発表された。デザインは下の写真の通り。日本で販売されているカローラスポーツのセダンモデルである。フロントのイメージ違うものの、よく見れば共通部品多い。全長4640mm×全幅1780mmで、もはやカローラというイメージ無し。特に全長の4640mmは、CセグメントじゃなくBMW3シリーズと同じDセグメント級。

プリウスから始まったTNGAプラットフォーム、車高低すぎて使い勝手という点でイマイチ。プリウスの場合、リアシートに乗るときは大きく腰を落とさねばならず、降りる時も「よいしょ!」と声を出したくなります。カローラスポーツについちゃ車名通り「スポーツ」なので車高低くてもいいけれど、実車を見ていないため明確に言い切れないものの、セダンだとどうか?

カローラスポーツの試乗レポート

C-HRのみシートポジションが高いので乗降性悪くない--というあたりをカローラの開発チームも考えていれば、可能な限りの対応策を講じるんじゃなかろうか。TENGの低いドラポジ、スポーティフィールを出したかったのだけれど、昨今のSUV人気を考えたらいかがなものか、と思う。ステーションワゴンモデルなら車高上げ「クロスカントリー」にすれば解決可能ですが。

搭載されているパワーユニットだけれど、海外では新世代高効率2000cc直噴+CVTとプリウスと同じ1800ccハイブリッドになるようだ。日本での発売時期についちゃ2019年になると思われる。パリで発表されたステーションワゴンボディと同じタイミングで発売される可能性大。一番難しいの、価格設定だろう。インプレッサ級のクルマというイメージを打ち出せばイケるか?

何度も書いてきた通りアメリカに於けるカローラやシビックの価格帯って日本の貨幣感覚だと160万円くらい。インテリアなんかも最初から高級感を出そうと狙っていないのだった。シビックのように270万円だとカンペキにアウツです。220万円くらいのスターティングプライスにして、インプレッサより安全なクルマとしてPRしたらカローラのお客さんは戻ってくるかもしれない。

ハイブリッド仕様もプリウスと同等の価格設定にしてきたら、これまた面白いと思う。ただ「カローラ」という車名からくるイメージは、ヴィッツベースの先代モデルで激しく引き下げた。それを引き上げるか”カローラなんとか”という車名にするのか意見が分かれると思う。個人的にはカローラだと厳しいと思います。トヨタの国内販売部門、どうするだろう?

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