歩道にガードレールを付けたら安全か?(12日)

横断歩道とガードレールの件です。写真の交差点は私の家の近所。新青梅街道とバスも走る都道が十字路になっている。大津のような右直事故あれば、信号待ちしている歩行者に飛び込むことだろう。近所に都立高校などあり、朝夕の通学時間なら痛ましい事故になると思います。右直事故の場合、左側から走ってきた車両に右側の右折車が当たったら、どのあたりに飛び込む?

同じ交差点で下のような事故も起きた。手前から来た車両、なんで右折レーンより右に居るのか全く予想出来ない。そもそも右から来てるクルマに衝突したのかも不明。考えられるのは右の車両の信号無視か、白い車両が赤になっていたのに右折しようとして、早めに発進した車両とブツかったか、でしょう。いずれにしろ事故というのは予想出来ない。だからこそ「事故」なんだと思う。

さて。この交差点、2017年7月まで歩道に滞留する歩行者をガードするモノは無かった。さすがに危険だと考えた誰かがいたんだろう。下のような短いガードレールを4つ付け加えている。この程度じゃバスとか大型トラックに対し強度不足だと思われるが、運転技量のあるドライバーであれば事故時にブレーキ踏むためあまり問題にならない。ただ十分かと聞かれたら「いいえ!」。

せっかく作るのなら、もう少し長くしたらいい。なぜ短くしたのか、全く解らないです。もちろん東京都に聞いてみたけれど「道路の規定に沿って作ってます」。明確な理由など戻ってこなかった。役所が真摯に答えようとしなければ、都民としちゃそれ以上突っ込めない。議員さんの仕事だ。この交差点にクルマが突っ込んで死者出たら、ガードレール短くしたヤツの責任です。

参考までに上の交差点の向こう側に見える緑色のフェンスはこんな状況。軽く当たっただけで曲がってしまうシロモノ。歩道を守るためにあるんじゃなく、歩行者が車道に出ないためのものだ。こうやって見ても解る通り歩道の安全は十分担保されていない。といったことを前提に、近所のある潜在的な危険箇所を減らしていくのが地域の責務だと考えます。学校の発言力も大きい。

上の写真を撮りに行くと、驚いたことに両親の自転車が小さい子供(上を見て小学校1~2年生)を真ん中に挟み、左から車道を走ってきた。なんで車道なんか走らせるだろう、と思っていたら、突如子供が転倒。写真は転倒した後、起こしているタイミングです。たまたま歩道側に倒れたから良かったけれど、車道側に倒れていたら直後に2トントラックが通過していました。

踏まれたら深刻な状況になってしまうだろう。「事故」というのは突如訪れるから不幸なのだ。でも注意をすれば大幅に確率を減らすことが可能。普通の人からすれば、乗り物で一番ビビッて使うの飛行機。もっと不安なく乗るのが自転車だと思う。一方、事故死亡割率からすれば航空機が最も少なく、自転車は最も多い。このお嬢さんが事故に遭ったら、責任は100%保護者です。

驚いたことにこの子の前に男親が走っていた。おそらくクルマ嫌い世代なんだろう。クルマに興味ないからクルマの本当の危険性を理解出来ない。都内で子供に車道を走らせている親は、大半がクルマに乗らない人達だと考えます。お願いだから子供や幼児を乗せた2人乗り(3人乗りも含む)自転車は歩道を走って欲しいです。車道側に転倒したところにトラックでも来たら厳しい。

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