猛烈に楽しかった

今日は朝から『Hondaエコマイレッジチャレンジ』の取材。すでに30回も行われているのだけれど、見たのは初めてでございます。ホンダの50ccエンジンを使う、というのがレギュレーション。しかぁし! パドックに行ってエンジン見た瞬間「なんじゃ〜こりゃあぁぁ!」。どこがホンダの50ccなのよ!

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ホンダエンジンの面影すら無し!

上のエンジンは冷却系無しの水冷。つまりエンジン冷えるため湯たんぽ代わりにお湯を入れる。さらに多数の配線を見ても解るとおり、マネージメントは独自に開発したそうな。もちろんインジェクションです。ヘッドだけでなくシリンダーやクランクケース、ピストンまでオリジナル、というチームも。本田宗一郎さん大笑いかと。

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優勝候補の一角だった『ファイアボール』

車体も強烈である! シャシにドライカーボン使っているチームまである。二人で軽々持てるくらいだから、60kgくらいか? 前面投影面積極めて少なく、転がり抵抗も信じられないくらい低そう。簡単に転がっていきます。パドックでクルマを見ていると面白くってしかたない。

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このチームの1枚目にこの写真撮ったら「靴かい!」だって

もちろん何の下調べもしてこなかったためパドックでクルマを見て、理に適っているな、と思われるチームを5つくらい写真撮る。上の写真のチームもその一つ。面白かったので女性ドライバーの靴から。そしたらこのチームが3021km/Lという見事な結果を出して優勝してます。強いチームは光って見えるのだ。

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オートテクニックというホンダ関連の会社

その上の『ファイアーボール』というチームも「こら強そうですね」と写真撮ってあったし、車両の造りも入念に見られました。もちろん優勝を狙って出場しているチームだけじゃない。今や中学や高校、高専、大学などの素晴らしい教育の舞台になっています。こら素晴らしい競技だと感心しきり。

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気合いで勝負するも結果は142、294km/L

「カブのエンジンを貸すから出ないですか?」と言われたモノの、こんな競技を始めたら面白くて超真剣になっちゃう。予算だって必要だし。ホイールまでカーボン使って自作しちゃってるチームまであるけれど、気分的にはよ〜く解る。やはり学校や技術系の企業向きだと思います。

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赤い部分がカーボン!

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女子校のチームも

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ここは中学校のチーム

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このくらいの年齢から鍛えたら将来が楽しみ

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理系の甲子園のようなもの

ちなみに走り方はプリウスのエコランと全く同じ。エンジン掛けて加速し、一定速になったらエンジンカット。コースティングで距離を稼ぐ。速度落ちてきたらエンジン掛けて加速してコースティングの切り返しです。空気/転がり抵抗の削減と、エンジンの熱効率の徹底的な追求ですね。

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3 Responses to “猛烈に楽しかった”

  1. 大将 より:

    はじめまして。
    このレース、以前から関心があるんですが、
    >シリンダーヘッドだけでなくシンダーやクランクケース、ピストンまでオリジナル、というチームも
    これじゃレギュレーションに違反じゃないですか!
    それでも走れるところがおおらかで良いですけど(笑)

  2. NT30Xtt より:

    いや〜、懐かしいですね。高校の時自動車部に入ってたのを思い出します(幽霊部員でしたが)。
    当時(16年前)は1000km/L以上走れば優勝候補でした。それがいつの間にやら3000km/L以上になっていたとは隔世の感があります。
    大会に出た友人に聞くと当時はまだ存在した谷田部のテストコースで行われたそうです。
    ラリーより魅力を感じるのは私だけでしょうか?

  3. EPL より:

    エコマイレッジを取材していただきありがとうございます。
    私は先日行われたエコマイレッジ全国大会で高校生クラスで優勝した松栄高等学校EPLのドライバ-です。
    是非来年もこの大会の取材お願いいたします。
    私は引退ですが後輩達ががんばると思います。

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