痛車に乗る
いわゆる「痛車」というのに乗ってみた。知り合いに北森君というこの道のオーソリティ(月刊痛車道というフリーペーパーを作ってます)がおり、痛車についてインタビューしたいとのこと。ハンドル握ったのはマーチ12Rにイラストをラッピングしたもの。なかなか丁寧な仕事である。
キャラクターの名前は聞き忘れました
北森君が中野駅前のロータリーを走っているカットを取りたいというので、移動。ここのロータリー、人通りが多いため皆さんどんな反応するかと思ったら、ぬわんと! すっげ〜ガン見されちゃいました。これほど目立つクルマに乗ったの、久しぶりでございます。老若男女、全てから注目されるのだから驚く。
中野はブロードウェイという、アキバとまたひと味違うサブカルチャーの本拠地があるため、この手の文化に対する理解を持っている。それでも激しく見られる。考えてみればクルマ趣味の王道の一つは「目立つ」こと。といった観点から考えると、今や圧倒的No1かもしれません。
しかも皆さんの目つきが走り屋のクルマやスーパーカーなどとビミョウに違う。考えてみれば社会的な攻撃性という点で弱い。環境や安全の時代を迎え、こういったクルマで目立つというのも面白いかもしれませんね、と思った。何より平和だ。客観的に見れば、多少「痛い」かもしれないけど「怖い」よりずっと良い。
も一つ意外だったのは、オーナーの皆さんはドップリとクルマ好きだったということ。マーチ12Rのオーナーも筑波1000などの走行会に参加しており、けっこう良いタイムを出すそうな。こういうクルマとの付き合い方も面白いかも知れない、と思いました。少し勉強してみたい。
終了後、うなぎ屋で人世修行。一旦帰って原稿書き。夜は再び中野に行ってヘコたれそうになるほど厳しい人世修行。なぜか最近叔母の機嫌が悪い。猛烈にお金を欲しがるのだった。しかも叔母はヒマなものだから同じことを5分ごとに繰り返される。コレをキチンと聞いていないと怒るのだから厳しい。
同じような修行をされている皆さんも少なくないだろう。
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つまり、叔母様の干渉さえ無ければ、うなぎ屋さんの売り上げ自体は問題無いという事ですよね。通常の会社だったら叔母様を役員にでもして規定の給料以外は一切払わないことにすれば問題は収まりそうですけど、個人店舗の店主の場合はどうなんでしょう。何か似たような事が出来れば解決に近づきそうですけど。
この際、叔母様が落ち着くまで、期間限定で券売機(中古購入)使用と給与制の二重方式にしてしまうなんてどうでしょう?券売機の鍵はもちろん国沢さんが管理し、叔母様には渡さない。風情が無くなるのは事実ですが、叔母様が居ないときは通常通りにしておけば良いわけで・・・・・頑張ってください。
それにしても何故そんなにお金が必要なのか、不思議ですね。実はどこかの特定の誰かにそっくりそのまま毎週あげちゃってたとか・・・。
89歳で他界した父は、晩年、私ども家族が彼の判断能力の異常な変化に気付かなかったために、一ヶ月あたり250万円、約一年半の間に約4000万円ちかくを家庭の口座から内緒で払い戻し、近所のスナックの女性経営者に貢がされておりました。
お金が無くなる件、当人が、悪い人に騙されているかも知れません。
ご交友関係なども気になさってみては如何でしょうか。
時間が経つと傷口も大きくなってしまいます。
少しでも早く解決されることををお祈りいたします。
日本の自動車界は、古来から「竹槍デッパ・チバラギ仕様」「トラック野郎」等、様々な文化が花開いてきました。
皆、クルマ好きが昂じてデコレーションに走っていたので、理解できていたのですが、痛車だけは理解できていませんでした。
痛車も、やっぱり基本的にはクルマ好きの文化なのですね!!きっと痛車のデコレーション技術や表現のコダワリたるや、物凄くレベルが高いのでしょうね。
そう思うと、身近に・・・はなかなか感じられないところではありますが・・・
ついつい痛車のカッティングシートで描かれたキャラクターに目を奪われがちですが、じつは今では珍しいキッチリとしたチューニングが施されています。
タイヤひとつとっても、国産有名メーカーのスポーツタイプ。サスもビルシュタインなど一級品。オートメーターが付いていたときは、『走り屋か?』と思ってしまうほど。
ドレスアップして20インチのアジアンタイヤを装着している人より、こだわっているように見受けられます。
それほどのクルマに対する知識があるから
「2ZIGEN」とか「MAIDSPEED」とパロッたメーカーロゴを作り上げられるのだと思います。
痛車の原点は、戦闘機に描かれた女性のヌードなどやアメリカのスポコンのファイヤーステッカーをアニメキャラに置き換えたとも。
彼らにとってクルマはガンダムのモビルスーツ。
それゆえチューニングは戦闘力アップ。
ステッカーは、前述の戦闘機のヌードといったところなのでしょうか?
この痛車は良くも悪くも日本の文化なのだろう。実害はなく、個性化に関する日本的アプローチという意味で貴重な存在ではあろう。
ところで、痛車とはちょっと違うが小生、このボディペインティングを見てなぜだか1970年代〜80年代初頭にかけて流行ったトラックの「八代亜紀ポスター」を思い出してしまった。
当時はトラック野郎の影響か、日野製を中心とした10トン級大型ダンプ&トラックには、助手席部分に必ずと言って良いほど八代亜紀だけにとどまらず、関根恵子やら荒木由美子に代表される水着ギャル、ヌードギャルのポスターがぶら下げてあったことを強烈に覚えている。
彼ら、トラック乗りの皆さんは助手席に「きれいなお姉さん」が乗っている印象をもたせようとしたこともさることながら、原色を基調とした派手さ、生々しさのイメージを通じて逆にピチピチ感を表現する日本文化が件のアイドル嬢のポスターからも、今日の痛車からも等しく発せられていると言えよう。