自転車で疲れる

根っからのコンペオヤヂである。クルマで他に行く用事の無いときは中野まで自転車で往復している。7,5kmを所用18分くらいだから、マラソンより少し早い平均25km/hといったイメージ。いい汗をかけます。途中、よく同好の士と出会う。抜かれることは10回に1台くらいなんだけど、毎回多いときは3台くらい追いつく。

そんな時はジワジワ接近し、少し後方で貯める。ここで少しキン肉を回復させなくちゃアカン。なぜか? 私と同じペースで走っている人は皆さん良い自転車に乗っており、負けず嫌いの傾向。売り切れた状態で抜くと、必ず差し返しに来られちゃう。ここで叩き合いになったら疲れるの何の!

キン肉パワーを残しておき、イッキにハイペースでやっつければ、テキも追う気が無くなるという寸法。本日も行きに1台。帰りに2台抜く。帰りの1台は負けず嫌いだったらしく、5分くらい叩き合いになってしまった。互角のペースの人だと、1台抜くだけで相当疲れる。だったら頑張らなけりゃいいだろ、という意見もあるが、無理。

1分くらいツケマイされ、トップ引きにされそうだったので若干ペース抑える。すると私がヘバッたと判断したのだろう。抜いていく。ここで抜かれたフリをし、少し車間を空ける。するとテキは微妙に後ろをチェック。もう来ないだろう、と踏んだあたりでイッキに抜く! また付いてくるが、ここは気合い! 何とかやっつけた。

こういう楽しみ、クルマやバイクじゃできない。やったら危険だし。どんな遊びにも言えることながら、勝負は楽しい。全く関係ないけれど、ローマ法王を選ぶイベントは「コンクラーベ」という。コンペティションはここから来たことば。日本語の「こんくらべ」と似た音ながら、全く違う語源である。

本日も朝からうなぎ屋修行しながらの原稿書き。

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4 Responses to “自転車で疲れる”

  1. マウンテンバイク より:

    私もひとりで荷物がない晴天の条件の10km以内の移動は自転車にしてます。なるべく安全にを考えると必然的にほとんど歩道走行になります。この場合ほかの自転車と競争どころか歩行者に気をつけて走ってます。
    歩道は細かな高低があり路面もあれてます。ロードバイクどころかクロスでも走りにくい。最適なのは、前輪サス・後輪固定の軽量マウンテンバイクです。高さ20cmの歩道から車道へ降りるのは乗ったままショックなくできます。15cmくらいの段差であれば、ハンドルを直前にアップして乗り越えもできます。
    ただしマウンテンもどきでなく、軽量の本格的MTBおすすめします。走行中、軽量はあまり恩恵ありませんが、歩道橋を渡ったりする場合に持ち上げて数百メートルは歩けます。車に載せる場合も前後輪簡単に外せるのでハッチバックに積めます。タイヤが太くパンクも過去5年間まったくありません。
    1年ごとに買った店に持っていくとギアやブレーキ調整無料でしてくれて新車のようになります。最近わたしのような高齢者がマウンテンバイクに乗ってることをよく見かけますが、話してみるとわたしと同じ趣向のようです。
    最後に自転車は屋内保管が必要です。そのためにも軽量が条件になります。

  2. ちゃりきち より:

    楽しまれてますね。
    ツール・ド・フランスのようなステージレースはただ全力で走っているだけではなく、チーム同士の人間ドラマです。
    是非とも解説付きでご覧になってください。
    くれぐれも事故にはお気を付けください。

  3. ビッケ より:

    いやー、遭遇したくない人ですね。
    電動アシスト付き自転車だと最高速が出ないので
    勝負できません。

  4. buchi より:

    久々にニャっとさせていただきました。
    25年ほど前のロードレーサー乗りだった頃を思い出しました。
    あの頃は自宅から30km圏内ならどこでも喜んでチャリで行ったものです。
    今ほど自転車乗りも多くなかったせいか都内は何処でも走りやすかったですね。
    でもその少ない中でもバトルは良くしました。
    素人どうしならまず負けなかったんですが、やはりチーム名が入ったレーサーに乗ってる人には勝つのが難しかったです。
    都内ならロードレーサーに勝るものは無いです。
    だいたい30km/h以上で走っていれば、スリムな事もありそんなに邪魔になりませんし、スロープのある歩道橋ならまず降りなくても登りきれます。
    車でも自転車でも軽さが命ですね。

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