被ばくとガン
昨日の日記で発ガン率のことを書いたら、いくつか「??」のコメントを貰った。まず驚くのは「発ガン率=死亡率じゃない」という意見。そんなことは言われなくたって解ってる。私もガンになり、生きてますからね。でも貴兄もガンを宣告されたら、そんな脳天気なことは言わなくなるかと。
「200人ガンになる人が居るのが201人になるだけじゃないのか」も同じ。増えた1人は放射線を浴びたのが原因だということ。本来ならガンにならなかったハズの1人にとってみれば、200回検査したら1回ガンになるのと同義でしょ? ガンになったことのある人なら絶対出てこない”軽さ”である。
嬉しいことに深刻に考えてくれる人もいる。下にリンクした教授の見解、全くその通りだと思う。免疫と放射線に対する強さは個人差があるんだと考えます。船酔いのように酔わないヒトは全く平気。ダメなヒトは簡単にダメになる。花粉症も同じ。放射線の場合、ガンにならないと強いか弱いか解らない。
加えて「もん」さんが書いている通り、一般的にガンは加齢で発症しやすくなるのに対し、被ばくによるガンは若くて発症する。80歳でガンになる方の確率と、30歳でガンになる人の確率を同じだと考えているのなら、もはや救いよう無し。原発に甘いのもいい加減にすべきだ。ガンになったら「国沢は正しい」と感じるだろう。
実際、パイロットやキャビンアテンダントの発ガン率も高いと言われる。自分が放射線に弱い体質だったなら、少しでも浴びる量は少なくしたい。「放射線を浴びると健康になることもある」なんてことを言う輩も若くしてガンになったら、絶対そんなこと言えないだろう。子供の将来を心配する親の気持ちは100%解る。
本日は14時までフィット・シャトルの試乗会。終了後、腰の痛さに辛抱タマラズ川口の整体へ。70分施術を受けたら、あらまビックリ! 腰は痛くなくなり、再び猫背から春日になった。ダミだ! 野村君無しじゃいられない身体になってしまった。どうしよう。一週間に1度はいぢって貰わなくちゃ。
こら継続して売れると思う
終了後うなぎ屋へ。土日が予想以上に売れたため、本日は仕入れをしくじり7kgしか売るうなぎ無し。しかも5P(大きい)しかないので、いつもと違って値上げした価格を付けてみた。それでも「暑い=うなぎ食べなくちゃ」の流れは強く、17時くらいに売り切れ。明後日から頑張ります。
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実は自分の義理の母も義理の妹もガンの患者でした。
今は、治っていますが、日々、こころのどこかに
恐怖を感じているようです。
それは、カミさんの様子を見ていてわかります。
自分がいつそういった立場になるか・・・。
国沢さんもそうなのですね。
自分を語り、相手を思いやる気持ち
つまり、相手意識がある文章だからこそ
国沢さんの文章に私たちは学び、考え、
日々の行動にそれは生かされていくのです。
感謝。
整体、うまく体に合って、よかったですね。
熱中症に注意されてください。
ごめん下さい。以前投稿させて頂きましたASTP育ちと申します。
ご存じかも知れませんが、放射線被ばくに関しての、資料を挙げさせて下さい。
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章氏講演より
20ミリシーベルト. 4.29 終焉に向かう原子力 小出裕章氏講演
http://www.youtube.com/watch?v=DJpcSscVRCY&feature=related
ここで小出氏は、放射線被爆による影響は個人や年齢によっても違い、特に子供は大人より感受性が強く、20ミリシーベルトを浴びた場合、25人に1人(4%)にがん死の危険性がある、と述べています。
この数値をどう捉えるかは個人の判断だと思いますが、私は恐るべき数字だと思いました。
また、放射線被爆をした場合、がんや白血病などで亡くなる以外にも、他の症状が現れることが言われており、その一つの症例として、ぶらぶら病が挙げられます。
アメリカ女性兵【放射能=ガンだけじゃない】10年後の日本?ぶらぶら病
http://www.youtube.com/watch?v=oX9oPFsNybE
広島、長崎の原爆で被爆された方々で、異常な倦怠感に悩まされて働けず、収入が途絶え社会生活が破れ、しかし目に見える異常はないため怠け者と後ろ指をさされ、2重3重の苦しみの中に置かれてしまった・・・。
こういった方々が、原爆ぶらぶら病と言われて来ました。
そしてまた、原発被爆労働に携わり、低線量被爆(通常の基準で考えた場合、非常に高い放射線量でありますが)された方の間でも、似たような症状が起こり、こういった方々は原発ぶらぶら病と呼ばれています。
この問題については、写真家の樋口健二氏が、30年余り前から写真集や著作で取り上げています。
福島原発事故が起こった頃より、メディアなどでは放射線被爆によるガンや白血病のリスク(がどこまで高くなるのか)について、論じられてきました。
勿論それは最重要なことだと思いますが、仮にそこまで行かなかったとしても、それ以前(健康体から死亡状態の間の、グレーゾーン地帯)に現れる可能性のある、ぶらぶら病などの症状が、今回の原発事故でこれから多数の方(その中には、可能性として自分も含まれます)に現れて来るのではないかと、憂慮しています。
原爆ぶらぶら病は低線量放射線による障害
http://www.aopo.net/tyeruno/510/510.htm
長文失礼いたしました。申し訳ありません。
未だ原発事故が収束せず安心出来ない社会状況のなか、せめて体力をつけるために、うなぎを食べにまた伺いたいと思います。
放射能汚染については、大気、水質、土壌いずれも環境基準が元々ないため、今の政府の実態を反映していますね。そもそも原発等による放射能汚染はないから環境基準は設定する必然性がないというのが従来の立場でした。
有害物質の環境基準設定の考え方の基本は、発がん性の場合はハイリスクグループの受容生涯リスク10^-5(10万人に1人の割合)で、ヒトが一生涯に癌になる危険性から、環境レベルを設定しています。環境放射能は有害化学物質のように低いバックグラウンドリスクを設定することが出来ない面がありますが、本来ならハイリスクグループの乳幼児が10万人に1人の割合で癌になる(増加する)確率で環境レベルを設定しなければいけないことを示していると思っています。