1月16日
午前中、麻生首相の自宅の近所で対談。帰宅するとニューヨークのハドソン川に飛行機が不時着したとのニュース。機首と水の上に出てる翼端板見たらA320であります。機長は元戦闘機乗りだったとのこと。こらもうラリードライバーがバスの運転手さんになったようなもの。見事なディッチングだったんだろう。ただ救助船に当てられたらしく、機体はボコボコでありました。笑えたのがTVに出ていた元ANA機長の解説。何と! 「川の上流から下流に向けて降りたのが良かった」だって! このヒト、河口近くでも常時上流から下流に向かって流れているとホンキで思っているらしい。録画だったので、TVのディレクターも知らなかったんだろう。飛行機事故の当日の解説は基本的にデタラメ半分だと言われるけれど、なるほどと思った。もう少しキツいディッチングだったなら機体が割れて全身ズブ濡れになった可能性大。水温は相当低かったろうから(報道により1度~4度と違う)、10分もすれば相当厳しい状況になった。ちなみに大人の平均生存時間は水温0度で15~45分(その3分の1で意識は失う)。0~5度なら30分~90分。心臓の弱っているヒトなら平均の半分で危険だと言われる。
羽田空港で同じことがおきたなら、東京湾は冬場でも水温は10度以上ある。海上に放り出されても1時間以上持つということです。1時間あれば、全員救助出来るくらいのフネは駆けつけられるだろう。そんなことを考えつつ深夜まで原稿書き。
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