3歩進んで2歩下がる
昨日は何とかカタチになった。けれど2カ所問題があります。ヘアピンコーナー立ち上がりの加速で、本来なら2速のままホイルースピンさせまくって走らなくちゃ高い評価をしてもらえない。けれど私は2カ所とも1速に落としてる。2速のままだと回転が落ちちゃうからだ。こいつを何とかしたいと策を練った次第。
フロントがスカイライン。リアはセフィーロも多い
村田さんに聞いてみたら「クラッチ踏んサイドブレーキででテールを流し、その間にアクセル全開にして繋ぐのがドリフトの乗り方です」。それじゃ、ということからイキナリ本番で試すことにしました。やるなら思いっきり派手にいくしかないっしょ! 普通に走ってもウケないでしょうから。イメージトレーニングはキッチリ行う。
ということで1本目! 第1コーナーの進入はバッチリ! バキ切りして荷重移動。テール流れ始めたら全開! ここ、得意です。しかし全開のままだとスピード出過ぎるため、若干アクセル戻す。するとパワーバンドから落ちちゃう。それじゃ、ということでサイドブレーキ引っ張る。するとどうよ! 凄い速さでテール流れる。
ライン取りはバッチリ! バンパーはハズしたまま乗る人も多い
全くコントロール出来ずコースオフし、激しく泥沼に「ばしゃ〜ん!」。激しい水しぶき上げたこともあってアナウンス大盛り上がり&観客大受け! 私しくしく。引っ張り上げられ、まだ競技区間だったこともありそこから一暴れして1回目オシマイ。リアの減衰力を上げても硬くて滑る。落としても縮み側のストローク無くてダメ。
二人の日本人に聞いてみたら「××のダンパーじゃダメです」。なんでも土屋圭市さんのところで出している製品が良いという。土屋さんところのショックアブソーバー、めちゃくちゃ評判良いので驚く。私なら迷うことなく使う。価格もグループN用のショックアブソーバーと比べれば3分の1ですから。
××のショックアブソーバーはダメですよ、だって
サイドブレーキ使用はこのクルマだと全然ダメだと判明したので、2本目はクラッチ蹴って回転を上げることにする。やっぱし第1コーナーの進入についちゃOK。速度落ちたのでアクセル全開のままクラッチ切り、回転上がった時に繋ぐ。そしたらやっぱしクルリンぱ。これまた繋いだ瞬間にリア荷重となって突っ張られちゃうのだ。
もう一つ。ドリフト用車両の前輪は大きいアッカーマンがついてちゃダメなのだという。写真を見ていただければ解るとおり、内輪は切れ角が大きいものの、外輪は切れていない。ドリフト中はもんの凄くトーアウト付いた状態なので、当然ながら前輪はスムースに転がらない。つまりドリフト中、前輪はブレーキ。後輪が荷重掛かりすぎて滑る。
外輪の切れ角が少なくブレーキになってる
このクルマでアングルの強いドリフトなんか出来るワケないな、ということを4日目に気づきました。やっぱり競技が違えばセッティングも違う。結果として遠回りになったし、2回とも失敗して予選落ちしちゃったけれど、素晴らしい勉強になったです。出来ればチャンとしたクルマに乗ってみたいと思う。けっこう楽しいです。
トシを取ると新しいことをしなくなる傾向。その方が楽だし。実際、この4日間は手探り状況。でも魂の修行をすれば徐々に方向性見えてくるんだな、と再認識した。全く違うクルマの楽しみ方を体感できただけでも大きい収穫でございます。ただ家人には全く理解してもらえず。タイで遊んでると思われている。
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ピンクのセフィーロの動画見て
やっぱり!
全部がドリドリじゃないですか!
右コーナーから左コーナーへのつなぎが
きれいですね。
咲坂守さん風に言えば「お上手ぅ〜。」
しかし、歳をとると・・・って
そうなんですよね。
国沢さんのアジアの動向を見つめた車評が
今後も楽しみです。
毎日楽しみに拝見しております。