VWの決算発表

15日の21時からラジオ日本の『ドライブ・ア・ラ・カルト』です。

電気自動車でラリーに出た件、VWの開発チームに話をしたら驚いていた。「日産がやっているのか?」と言うので、評論家が読者のカンパ主体で競技車両を仕立て、足回りも白髪のヲジサンによる一品製作。民間企業が世界最高性能の急速充電車を開発したと答えたら「信じられない。お金掛かるだろう」。

確かにやってるレベルは世界最先端です。今まで「遊びについちゃ欧米人にかなわない」とコンプレックスを抱いており、何とか追いつきたいというのが私の夢だった。ドイツ人に「それは何か目的があるのか?」と聞かれて「単なる遊び」と答えたら「凄い!」だって。これぞ日本のソコヂカラだと思う。

10時からVWの決算発表。外国のメーカーは初めて見たけれど、基本的に日本と同じでございます。ヴィンターコーン社長が状況を説明し、財務担当のTOPが数字を紹介するというもの。依然として低迷しているヨーロッパ市場と関係なく、VWの2013年度は好調だったとのこと。黒字額も1兆6400億円。

来年度はさらに販売台数を伸ばすという。会場でウワサされていたのが「トヨタはスバルに増資して傘下に入れるんじゃないか?」というもの。トヨタの抜くイキオイVWながら、トヨタにスバルが加われば100万台くらい引き離されてしまう。VWの傘下は12ブランド。トヨタの4ブランドより圧倒的に多い。

終了後、VWが誇る最新鋭のMQBの生産ラインを見せて貰う。もちろん写真は100%アウトという状況(ただ日本の工場のように手荷物検査などされることなく、気持ちの良い対応でした。スマートだ!)。説明も懇切丁寧。このあたりがVWのフトコロの深さだと思う。終了後、ハノーバー空港へ。

けっこう時間がギリギリだった上、ウォルフスブルグは帰宅ラッシュで渋滞。間に合うかと気をモンだものの、30分前に到着。フランクフルト行きA319に乗ると、左側と通路はさんだ右側は韓国人。相変わらず楊枝クワえてシーハーするし、飯の食い方も厳しい。技術で負けたらアカンです。20時45分のANAで成田へ。

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