スズキ・エルティガ、なぜ日本で売らない?

現在の日本に必要なのは若い世代でも気軽に買える実用性あって楽しいクルマだと考えている。そんな使い方にピッタリなのが、東南アジアで販売されているSUVっぽい3列シートのミニバンだと思う。このジャンルのポテンシャルに気づく自動車メーカーがいつ出てくるか大いに楽しみ。アタマ硬い国内商品企画の人達にゃ解らない? まぁ時間の問題だと考えたい。

そんな中、スズキが『エルティガ』をフルモデルチェンジさせてきた。全長4395mm×全幅1735mm×全高1690mm/ホイールベース:2740mmで、私が「日本で売れば絶対ヒットする!」と言ってきた三菱自動車の『エクスパンダー』や、ホンダ『BR-V』のガチンコライバルになります。ちなみにエンジンもライバルと同じ1,5リッター(105馬力/138Nm)である。

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エクスパンダーのボディサイズは全長4475mm/全幅1750mm/全高1700mmと、ウィッシュの背を高くしたと思えば遠くない。搭載されるエンジンは4気筒1500ccの120馬力。価格は上級グレードのATで約177万円。海外生産は日本より割高になるため、もし日本で作るとなれば安全装備をフルに付けて200万円以下で収まると思う。売らない理由がワカラン。

そしてBR-V。全長4456mm/車幅も1745mm。エンジンのスペックは120馬力/145Nmで車重1220kg。タイで試乗したが、けっこうよく走り、燃費も20km/L近かった。それぞれビミョウにデザインや雰囲気違う。1番売れそうなの、BR-Vです。ただ早い者勝ちだと思う。エルティガが最初に出れば、このカテゴリーのユーザーをごっそり持って行くだろう。

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