86とBRZのバルブスプリング交換の追情報です

昨日紹介した86とBRZのバルブスプリングの件、追記です。改めてエンジンと搭載方法の詳細をチェックしてみたら、シリンダーヘッドは開けないで済むことが判明した。となると問題は「エンジンを降ろすor載せたまま作業するか」だ。おそらく通常の作業手順だとエンジン降ろした方が作業レベルの難易度低い。水平対向、エンジン降ろすのは割と簡単です。

ただ一度エンジンを降ろすと、補機類のチェックもしなければならない。車両によっては10万kmくらい走っているケースもあるだろう。エンジンマウントだって「そろそろ交換した方がいですね」という感じ。ユーザーからすれば「有料でもいいから交換して欲しい」ということになるかもしれません。「エンジン降ろすなら」と、ついでに行って欲しい作業、多いです。

エンジン降ろすと再使用出来ないパーツだってけっこう多い。そもそもバルブスプリング交換後、周辺トラブル出たら修理時のミスを疑われる。こんな時に話を聞いてみたいのが喜多見さんです。水平対向エンジンにも詳しい。86とBRZのバルブスプリング交換を降ろさず作業出来ないものだろうか? すると「出来ると思います。ただ作業難易度は高くなります」。

曰く「86とBRZは若干エンジンスペースに余裕あるため、ヘッドカバーは開けられると思います。カムシャフトや周辺パーツを外していけば、バルブスプリング交換用の工具が入るんじゃないでしょうか。バルブはシリンダー内に落ちないよう、プラグの穴から圧縮空気を入れておけばいいと思います。ただ専用工具や、それなりのテクニックは必要です」。

もしエンジンを搭載したまま作業出来るなら、マウントや補機類の心配をしなくていい。2つのエンジンで2回も同じ作業をしなければならないのは水平対向の大きな課題ながら、これはもう仕方ないこと。かなりの台数の作業をするということで、サービス担当の修理テクニックも向上していくだろう、専用工具にもお金掛けられる。載せたままの作業になる可能性が大きい。

といったことを含め、今頃スバルの皆さんどうやったら1番効率良くて確実か検討していることだろう。リコールの場合、基本的には交換する部品だけでなく、作業手順まで決めなければ発表できない。だから時間が掛かっているんだと考えます。クルマ好きからすれば、15万円くらい出すとエンジンを新品に交換してくれるようなメニューも用意してくれたら嬉しい。

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