民間自動車ヒョウロンカ増加中
Yahooニュースに週刊ポストセブンの記事が出ていた。詳しくは以下のリンクを読んで頂きたいが、曰く「デタラメな名前を使って試乗し、イチャモンに近い内容の試乗レビューをSNSに載せたりする民間自動車ヒョウロンカが増えている」というもの。最近の状況を考えれば当然の流れだろう。
以前から「自動車ヒョウロンカに国家試験などない。名刺を作ればその日からなれる」と書いてきましたから。実際、自分のブログやSNSに試乗レビューを書くから広報車を貸して欲しい、と言ってくる人もいるそうな。広報車を貸すか貸さないかのボーダー、今まではあうんの呼吸でした。
ちなみに永田はすでに自動車ライターとして考えると中堅以上の原稿量に達している。しかし自分から「広報車を貸してください」と頼んでいない。というか、私に相談してくるが「もう少し待て」と言ってます。そうこうしているウチ、若手を育てようという前向きのメーカーだって出てくる。
ここにきてマツダは広報車を貸してくれるようになったし、ボルボも試乗会に呼んでくれるという。徐々にお願いしていけば、メーカーも声を掛けてくれるようになる。ここまで読んで慧眼な読者諸兄は「そうか!」と理解していただけたことだろう。男女間の付き合いと全く一緒です。
とはいえ一歩的に批判を繰り返すレビューが受けることも確かだ。我々専業者は超甘いレポートばかりになるつつありますから。例えばホンダ・ジェイドの試乗レポートなんか見ると、厳しいこと書いてるのは超少数派。基本的にホメまくり、3列目シートを「実用的」と評価してるケースまで!
いろんな意味で評価能力を持っており、自分に正直な自動車ヒョウロンカはキチンと読者からの支持を受けられる時代が遠からずやってくると思う。自動車関係で物書きになりたいならチャンス到来だと考えます。
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