レヴォーグ不振?
2月4日に行われた決算発表の際「3月一杯で1万3千台くらいになる見通し」と発表したレヴォーグの予約台数が伸びていない。「必ず達成させる」というスバル社内の目標台数(1万台)にも届いていないようだ。ちなみに当初は発表していた受注台数を、全くオモテに出さなくなっちゃいました。もしかして厳しい?
ティザー活動は昨年の東京モーターショーから始まった。モーターショー会場なんかレヴォーグのポスターだらけ。出展されたプロトタイプの人気ぶりときたらハンパなかった。メディアだって絶賛である(私はサーキット2周+ホンの少ししか乗っていないので評価を決めていない)。スバルとしちゃ手応えあったことだろう。
ちなみにレヴォーグと同じく発表時に試乗車を全く用意出来なかった新型ハリアーの場合、発表1か月で受注2万台。現時点で3万台程度のオーダーを抱えているようだ。ホンダ・ヴェゼルも4万台程度の受注があった模様。加えてヴェゼルの売れ筋グレードの価格は260万円前後。レヴォーグと大きな差無し。
保有母体の規模を考えればハリアーよりレガシィの方がはるかに多い。ヴェゼルに至っちゃ保有母体らしきモノを持っておら ず。つまり価格も納期も保有母体も不利じゃないハズのレヴォーグなのに(事前試乗会も日本中で行っている)、5か月間も大キャンペーン続けて1万台の受注を得られなかったということです。
レヴォーグは魅力の無いクルマなのだろうか? 前述した通り、皆さんほとんど乗っていないため、本来な ら評価など出来ないと思う。繰り返しになるが、試乗会はツインリンクもてぎのサーキット1周と、ツインリンクもてぎの構内路1周のみ。なのにメディアのレヴォーグ評を見ると気持ち悪いくらいのヨイショぶりである。
スバルは今までアイサイトだけPRしていればクルマが売れた。自動ブレーキの普及により、それだけじゃ厳しくなったということなのかもしれない。気持ち悪いヨイショも効能薄い? スバルの居た場所をマツダに取られつつあるような気がします。されどレヴォーグは国内専用車。頑張って売らなくちゃならんです。
<おすすめ記事>